5月19日に星野源と新垣結衣が結婚を電撃発表して、1か月がたった。'16年に放送されたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で、夫婦役を演じたふたりが、ゴールインしたことは日本中で話題に。月日がたっても、『逃げ恥』ファンの熱は冷めないようで─。
「ドラマの撮影で使われたロケ地を回る“聖地巡礼”をする人が多いんです。このドラマは放送当時、平均視聴率は14・5%を記録する人気作で、昨年末に再放送、今年1月2日には新春スペシャルが放送されました。そのうえ、主役のふたりが結婚したとあっては、盛り上がるのも無理ないですよ」(テレビ局関係者)
SNSにはロケ地を訪れた人たちの写真があふれているが、“聖地”の1つである神奈川県にあるマンションの近隣住民は、顔をしかめる。
「マナーが悪い人たちがいるんです。ほとんどの人はマナーを守っていますが、一部の人がゴミを散らかしたり、マンションの前で騒いだりするんですよ。住民からは“もう来ないでほしい”という声も上がっていますね」
年始のスペシャルで“再燃”
このマンションは、作中で星野と新垣が暮らす“自宅”として使われた。駅から徒歩10分ほどで、瀟洒な一軒家が立ち並ぶ閑静な住宅街にある。
「マンションの外観に加えて、部屋の一室も撮影に使われていました。ドラマではマンションの名前は伏せられていたのですが、ネット上ですぐに特定されてしまって……。最初は、住人たちも、“自分が住んでいる場所が使われてうれしい”と好意的な反応でしたが、少しずつ不満が上がるようになったんです」(同・近隣住民)
住民たちが“聖地巡礼”に眉をひそめるのには、こんな事情も。
「このあたりは年配の人が多く、普段は人通りも少ないです。ドラマの撮影中ならまだしも、終わった後も騒がれるのはイヤだったのかもしれませんね」(同・近隣住民)
とはいえ、ドラマが終わって5年もたつので、やじ馬も減ってきていたのだが、今年からまた訪れるファンが増え始めて─。
「20代の若い人が数名で来て、ワイワイ騒ぎながら、マンションの写真を撮っていましたね。年始のスペシャルが放送されたことで、“再燃”したのではないでしょうか」(別の近隣住民)
度重なるマナー違反に我慢ならない人もいたようで、
「4月から1か月くらい、マンションの壁に“撮影禁止”の貼り紙がされていました。自分たちが住んでいる場所を勝手に撮影され、ネットに投稿されることに対して、住人から苦情が入ったようです」(地元住民)
配慮を欠いた行動は、“恥”なだけで、役にも立たない。