またコロナ禍の影響も、ランキングの顔ぶれが変わった一因との声も。

「感染対策でスタジオ収録に呼ぶタレントの数を制限していることもあり、エハラマサヒロさんなど自宅での撮影もOKな家族で活動するタレントの需要が高まっています。そうした人たちは日々の生活をリアルに映してくれるので、家族の仲のよさが伝わりやすい。スタジオでトークするだけの人よりも、発言に説得力が増すので好評なんです」(前出・テレビ局関係者)

 ペリーさんも、「コロナ禍の影響はあるでしょう」と語る。

「以前は親近感のあるタレントが視聴者の共感を得ていましたが、コロナ禍でおうち時間が増えたため、身近な話題は食傷ぎみ。北川さんのように生活感を感じさせず、颯爽と仕事復帰をするママ芸能人に憧れる人が増えたのでは」

 かつては炎上クイーンだった辻希美の好感度がアップしているのも、YouTubeで公開している家族動画が関係しているようだ。

仲里依紗さんや辻さんぐらい夫婦仲のよさをアピールすると、視聴者も逆に嫉妬する気にもならないようで支持されていますね」(前出・制作会社関係者)

バッシング一転「えらい」に変化

 ペリーさんも辻について、

バッシングされ続けた結果、それが親しみに転じたという感じですよね。“あんなに叩かれていたのに、それでも頑張っていて偉い!”と。叩いていたのは誰なんだという感じですが(笑)」

 木下や熊田へのバッシングが過熱したのも、ママタレだからこそと続ける。

子育てを頑張っている部分も含めて応援していただけに、裏切られたと感じる人が多いのでしょう。ママを全面に押し出して活動するということはリスクもあるということですよね」(ペリーさん)

 東尾理子のように、夫の不祥事で仕事を失うケースもあるだけに、デメリットもあるようだ。

“理想の母親”として好感度の高かった三田佳子さんも次男の度重なる逮捕で、完全復帰まで時間がかかりました。最近も熊田さんなどのママタレが続けて炎上しているだけに、コンプライアンスが厳しい今、彼女たちの起用に慎重になっています」(前出・テレビ局関係者)