「いいじゃないですか!」

 King&Princeの永瀬廉が涙を流しながら声を張り上げると、

「亮!」

 内野聖陽も涙をにじませる─。

 5月17日から放送されているNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』が好評だ。

「宮城県気仙沼市で生まれ育った、清原果耶さん演じるヒロインが気象予報士を目指す物語。父親役の内野さん、母親役の鈴木京香さん、祖父役の藤竜也さん、さらに清原さんの幼なじみ役で永瀬さんが出演するなど、豪華なメンバーがそろっています」(スポーツ紙記者)

 撮影当初は、“朝ドラのヒロイン”という大役に緊張していた清原だったが、内野がリラックスさせていたという。

清原さんが困っていると率先して声をかけて、アドバイスしていました。おやじギャグを言ってみんなを笑わせて、現場を和ませていたといいます」(NHK関係者)

 そんな親子関係をはじめ、毎回移り変わる“モネ”一家の“空模様”から目が離せないが、予告映像で流れた冒頭のシーンに多くの人がざわついた!

「7月5日から放送されている第8週の1シーンですね。永瀬さんと内野さんが涙ながらに言い合っていました。永瀬さんが演じるのは、運動神経抜群で女性からモテモテの明るい青年役ですが、第8週では彼が父親役の浅野忠信さんとの関係に悩む姿にスポットが当たっています」(同・NHK関係者)

永瀬廉が演技に悩んで“スランプ”に

 2人の緊迫した演技に目を奪われるが、撮影は少々難航したようで……。

永瀬さんは、感情を爆発させる芝居に苦手意識を持っていました。話題のドラマや映画に出演していますが、これまで彼が演じたのはどちらかというとクールな役が多かったですからね。自分の演技に納得いかなかったのか、何度も撮影をやり直したそうです」(芸能プロ関係者)

 “スランプ”に苦しむ永瀬のピンチを救ったのが、内野だ。

「“(感情を爆発させるときに)単にセリフを読むんじゃなくて、ミュージカルみたいに歌うイメージでやってごらん”とアドバイスをしたんです。内野さんはミュージカルの経験も豊富。さらに、歌という永瀬さんになじみの深いものにたとえてあげたことで、わかりやすく伝えたのだと思います」(同・芸能プロ関係者)

 内野の助言は、効果てきめんだったようで、

彼のアドバイスで霧が晴れたのか、永瀬さんの演技に迷いがなくなったんです。役者として、ひとつ壁を越えたことで自信につながったのでしょう。これからの物語では、彼の“陰の部分”にもスポットが当たるので、ひと回り成長した姿が見られると思いますよ」(同・芸能プロ関係者)

“晴れ言葉”でルーキーのスランプを克服させた内野こそ、このドラマでいちばんの功労者かも!