親権を第一に考える熊田と……
妻から被害届を取り下げてもらうことができなかったAさんは今、何を思うのか。本人を直撃すると、
「率直に言って残念ですが、仕方ないと考えています。こうなることはある程度、想定していました」
彼が“想定していた”と語るのには理由がある。
「以前から、彼女の代理人を通して“被害届の取り下げを条件に、親権を渡してほしい”という要求があったんです。しかし、こちらも親権を第一に考えているため、到底受け入れられるものではありませんでした」(Aさん)
子どもを交渉材料に使うなど、強行的な手段にも見えるが、熊田としても譲れない事情がある。
「不倫騒動や景品表示法違反のハーブ茶の広告塔を務めた問題で、彼女のイメージは下降の一途。そのうえ、親権まで取られたら“ママタレ”どころかタレント生命も終わってしまいかねない。子どもへの愛情もあると思いますが、イメージ回復を図るためにも、親権を取られるわけにはいかないのでしょう」(芸能プロ関係者)
親権に関する交渉の事実はあったのか。熊田の代理人弁護士に聞くと、
「現時点では双方の意向に隔たりが大きく、正式なご提案までには至りませんでした」
と、Aさん側への提案の事実自体は否定しなかった。続けて、今後の調停についての意向を尋ねると、
「代理人弁護士を通じて協議を行っていきます。貴社にお話しすることはありません」
一方のAさんは、今後待ち受ける刑事裁判と離婚調停に対してこう意気込む。
「私は、妻に平手打ちなどしていませんし、彼女のような人間に子どもたちを任せることはできません。彼女とその関係者には今後しっかりと責任を取ってもらうつもりです」
夫婦の戦いはまだ終わりが見えない─。