さらに、天皇陛下のご意向にも背くという懸念もある。
「'18年に行われたお誕生日会見で秋篠宮さまは“多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ納采の儀を行うことはできない”とご発言。
そして今年2月、陛下のお誕生日会見では、眞子さまの結婚問題について“秋篠宮が言ったように、ご両親とよく話し合い、(中略)多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております”とのおことばが。国民からの批判が多い現状で結婚を強行することは、陛下の願いを“無視”するのと同義なのです」(前出・皇室担当記者)
小室家が抱える金銭トラブルは解決しておらず、国民からの祝福を得るのは難しい状況にも変わりはない。
“窮屈な皇室からの逃避”を望まれる眞子さま
殿下の課題をクリアしていない状況でもなお、結婚を望まれる眞子さま。皇籍離脱の意思を表明し、皇族や三権の長などで構成される公的機関『皇室会議』で承認を受け、皇室を離れてから小室さんと結婚される可能性も取り沙汰されていた。
しかし、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんによると、それは現実的な方法ではないという。
「皇族女子の結婚は、一般国民と同様に憲法の『婚姻は両性の合意のみに基いて成立』という規定が適用されます。
眞子内親王殿下が皇籍離脱の意思を表明された場合、それは“結婚するために皇室を離れたい”ということだと誰もが思うでしょう。本来、ご本人の権利である結婚に、国の機関としての皇室会議が関わることになりますし、結婚を認めるかどうかの審議のようになってしまう可能性もあり、好ましくありません」
眞子さまが金銭トラブルだけでなく、陛下のおことばやコロナ、国民感情を無視しても今秋の結婚にこだわっておられるのは、皇族ならではの理由が……。
「昨年11月に“結婚は生きていくために必要な選択”といったお気持ちを発表され、今年4月には小室さんが金銭トラブルに関する文書を公表。おふたりは、互いに30歳となる10月に結婚することを逆算していると思えますが、それは眞子さまが主導しておられるのだと思います。
つまり、眞子さまは“窮屈な皇室から早く出たい”とお考えなのでしょう。外出する際は必ずSPが帯同。海外に行くにも宮内庁を通じて外務省に申請し、訪問国に連絡して調整してもらうなど、旅行も簡単にできません。常にマスコミから注目される日々から解放され、自由な生活を送りたいとお考えになるのは当然です」(皇嗣職関係者)