“母性”より“女性”を選んだ妻
どうも妻の行動が怪しい……そう思った夫は、探偵に妻の尾行を依頼。
「共働きの30代後半で、10歳の子どもがいる夫婦のケースです。基本的には定時で帰宅する妻が、ある時を境に特定の曜日だけ帰りが遅くなることが増えたそう。曖昧な理由を繰り返す妻を不審に思ったことがきっかけでした」
そのほか、子どもに接する厳しい接し方や通っているスイミングスクールへの送り迎えが疎かになるなど、子どもへの態度が雑に思える場面も。
探偵が妻の職場からの尾行を始めたところ、予想は的中。ラブホテルへ入る妻と男の姿が捉えられたのだ。そのほか証拠として、妻のIC履歴を駅の券売機で照会。普段使うはずのない目的地は、まさにラブホテルの場所だった。
いざ不倫を問い詰めると、反省や動揺を見せるどころか、“コソコソと探偵を雇うあなたのことが信じられない!”と激高したという。
「結局、このご夫婦は離婚されました。もともと夫は子煩悩な方で、離婚する際に出した条件は親権を自分がもらうこと。話し合いで、無事に親権をゲットしています」
母親であることより、独身気分に戻ることを選んだ妻。
「よく“母性”より“女性”が強い妻は不倫をすると言いますし、私の元に相談に来るケースもほとんどがそうです。
不倫相手となかなか会えないいら立ちを子どもにぶつけるケースは、聞いていても悲しいですね」