“隠キャ”だった中学時代に彫刻刀で威嚇
静岡県出身の花森容疑者。父親は整体師だったが10年ほど前に亡くなった。当時の容疑者は中学生だったが、そのころの様子はというと、
「いわゆる“陰キャ”というか……冷めてて友達も少なくてボソボソ喋る陰気な感じでした。部活はたしか美術部だったはず」(中学の同級生)
落ち着いた性格だったというが、あるとき、事件がぼっ発する……。前出の同級生が語る。
「何年生のときかは忘れましたが、美術の授業が終わったあとのことです。いきなり、近くにいたクラスの女子生徒に向かって、彫刻刀を突き付けたんです」
突然の出来事に周囲も騒然。当時から体格の大きかった容疑者を周りは制止することができず、彼の筆記用具などを投げつけるなどして止めるしかなかったという。
「ふざけていただけなのか、女子生徒に彫刻刀を突き刺すことなく収まったのですが、問題はその後。先生を交えた面談になったのですが、先生が叱ってもまったく反省する様子はなかった。終始、ニヤニヤしていたそうです」(前出・同級生)
突拍子もないことをしでかすところは当時からあったようだ。
中学卒業後は県内の私立高校を一浪した後に琉球大学農学部に進学。ところが数年前に医療関係に勤める中国人の母親が急死。天涯孤独の身となった容疑者は静岡に戻り、静岡大学農学部に編入して昆虫の研究を続けていた。
この“昆虫好き”もあらぬ方向に走っていたようで、
「容疑者は売買が禁止されている沖縄のカブトムシやクワガタなど、固有種を飼育・密売してひと儲けしていたようです」(前出・全国紙記者)
幼少期には将来、生物学者になることが夢だと語っていたという容疑者。今の彼の姿に、亡くなった両親は嘆いていることだろう。