「大阪時代は後輩に厳しい“怖い先輩”キャラでした。でも全国放送の番組に出るようになってからはイジられる機会も増え、本人たちもそれをすんなり受け入れたことで使いやすくなったと評判です」
大阪芸人の強み
前出の大塚さんは、彼らの変化は2度あったと語る。
「1度目は『ふくらむスクラム!!』に出演するタイミングで、コンビ名を漢字表記の『鎌鼬』から、現在のひらがな表記に変えたことでコンビ名を覚えてもらいやすくなりました。
2度目は'18年にフジテレビ系の『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』で、山内さんが妖怪に扮して仕掛け人として登場するようになったこと。
すでに実績のあった山内さんにとってはいい仕事とは言いがたかったにもかかわらず、手を抜かずに全力でこなしている姿を見て、東京でちゃんと売れたいという強い意志を感じました」
地上波3本に加え、ABEMAでも冠番組がスタートするというかまいたち。そんな2人に続きそうな“ポストかまいたち”も続々台頭中だ。
「ニューヨークは毒のある芸風のため以前は尖っていましたが、テレビ朝日系の『ロンドンハーツ』などでイジられる機会が増えたことで、丸くなりましたね。次のMC昇格の最有力候補です」(前出・制作会社関係者)
今月からABEMAでレギュラー番組が始まる、見取り図に期待する関係者も多い。
「かまいたち同様にネタが面白いのはもちろん、まじめな食レポやロケもできる。年間何百本とロケをこなしてきた大阪芸人の強みでしょう」(前出・テレビ局関係者)
秋以降はバラエティー界の勢力図が一気に変わる!?