DaiGoはYouTubeの動画配信を休止中に、友人である脳科学者の茂木健一郎の紹介で、ホームレスや生活困窮者への支援を行うNPO法人『抱樸』へ「学びの機会」を与えられ、代表の奥田和志氏を紹介されたという。

「茂木氏が『抱樸』の奥田理事長に“DaiGoが(炎上して)大変なことになっているから、連絡を取ってやってくれないか”と、相談したようです。その後、DaiGoは奥田氏と2人でやりとりをし、茂木氏を含め“約束ごと”をしたようです」(フリーライター)

 NPO法人『抱撲』のホームページを見ると、DaiGoは奥田氏と以下のような約束を交わしている。

NPO法人『抱撲』とDaiGoの約束

(1)今回の抱樸での学びに関しては途中経過を含めてすべて配信等はしない。これを配信のネタにすることはしない。DaiGo氏は、配信を仕事としておられるが、これは配信やビジネスのための学びではない。学びが足らない状態で安易に配信し、目的がズレてしまうと抱樸は関わる事はできない。 (2)抱樸の宣伝や応援、寄付は一切行わない。抱樸としても寄付等は受け取らない。何よりも大切なのは、DaiGo氏がこのことを経て学び変わることである。誤った情報ではなく、人の命に資する知識をDaiGo氏が有することである。抱樸は自分たちのためではなくDaiGo氏が学ぶ必要があると考えている。抱樸としては学びたいと欲している人に応えたいと考えている。

 DaiGoがYouTubeを再開した際に、休止中の活動について語らなかったのは、このような約束があったからということだ。

 NPO法人『抱撲』にDaiGoの“学び”について問い合わせると、

DaiGoさんの件について、学び以外の理由でお互いを利用しない、経過を発信をしないとお約束させてもらっています。また、学びたいと言われているため、DaiGoさんとのやり取りは外部に漏らさない、守るべき対象です」

 とし、DaiGoの今後について「学びの機会」を与えている姿勢を見せた。

『抱撲』のホームページには「コロナの状況があるため、抱樸への訪問は当面できませんし、当事者の方々がいる場所への訪問には最大限注意を払い、準備と同意が必要であることは言うまでもありません」とあるため、DaiGoが実際に困窮者やホームレス支援の現場に出たかは不明だ。

 休止期間中、彼はホームレス生活保護受給者について、どのような「学び」をしたのか。YouTubeの再開にあたり、気持ちの変化を担当者に問い合わせたが、期日までに返事はなかった。

 学びを経てDaiGoの心境に、どのような変化があったのだろうか。「ろくでもないホームレス生活保護受給者に気なんて使わなくていいと思う!」というコメントを“承認”していることに違和感が残るが……。