【1】「いやなこと」を“書き換え”てポジティブ思考!
●大谷翔平の場合
ケガで投手として出場できない……
→打者としていい状態でプレーできるようにしよう!
●主婦の場合
コロナ禍の自粛でやりたいことができない……
→新しい趣味を始めたり資格を取得するチャンス!
夫の服装がダサい……
→自分好みに改造できる!
ポジティブ思考を貫き、ケガさえのちの“二刀流”のきっかけにした大谷翔平のように、「いやなこと」も見方を変えて捉え直せば、やる気が出て新しい可能性が広がる。
【2】目標設定シートをつくってゲーム感覚で楽しむ!
●大谷翔平の場合
大谷選手が高校1年生のときに作ったシートの一部。実際には例えば「体づくり」は柔軟性やスタミナといった具合にさらに細分化されている。
●老後資金を貯めたい主婦の場合
達成するために必要な要素を挙げていくと、やるべきことが見えてくる。達成できたマス目を塗りつぶしていくとゲーム感覚で楽しむことも。
【3】「数値化マジック」でモチベーションアップ!
小学生にまず何の指示もせず立ち幅跳びをさせたのち、5つのグループに分け、目標なし、1回目の100%、110%、120%、130%の目標を持って2回目を跳んでもらったところ、110%のグループが最も記録を伸ばした。
お話を伺ったのは……児玉光雄さん
臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。近著に『大谷翔平・羽生結弦の育て方 子どもの自己肯定感を高める41のヒント』(幻冬舎)がある。
臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。近著に『大谷翔平・羽生結弦の育て方 子どもの自己肯定感を高める41のヒント』(幻冬舎)がある。
(取材/文 村瀬航太)