「デブって人として情けない」
しかし、引退後の新庄の活動を追ってきたスポーツ雑誌編集者は、「これは、選手のプライドを壊すことなく正しい方向に導く彼なりの心理に寄り添った指導法でしょう。本当の彼は体型維持ができていない者にはもっと厳しい」と語る。
その一端を表しているのが、今年の4月に宮迫博之のYouTubeチャンネルにアップされた《【大スター】新庄くんと久々に会ったら、スケールの大きさがケタ違いでした。》という動画内での出来事。過去に交流があったというふたりがダイエットの話になると新庄は、
「なんか俺、デブって人として情けない気がする。精神的にちょっと弱い気がして。管理できてないから。野球選手に多くない? 引退したあと。あれは本当に見たくないのよ」
真っ直ぐな眼差しでそんな持論を展開するのであった。
「新庄さんの体調・体型管理へのこだわりは尋常じゃない。現役引退後もインドネシアのバリ島に移り住み、モトクロスレーサーとして激しいトレーニングに精を出していました。48歳でトライアウトに挑戦、もう一度プロ野球選手への再起を図ったときも、まずは肉体改造から。
彼はよく“体型をみればしっかり練習をしているか一発でわかる”と言っていましたよ。体型を整えることが成績をあげる第一歩だと誰よりも知っているからこそ、清宮くんにもプロ意識を説きたかったのでしょう」(プロ野球関係者)
人とのコミュニケーションは伝え方が9割……? ビッグボスの改革ははじまったばかりだ。