日々の生活の中では、あらゆる場面で「ポイント」が貯まります。
貯まったポイントは代金の値引きをしたり、商品と引き換えたりすることができます。ポイントを貯めて活動することは「ポイ活」などと呼ばれたりしています。
支払いをポイント還元のあるクレジットカードにするポイ活は特定のお店に縛られることがなく、意識せずとも日々の買い物で自動的にポイントが貯まるのでとてもお手軽です。
でも、そのクレジットカードでもらえる基本ポイントだけをもらっているのは、少しもったいないかもしれません。
実は、お店を意識したり、買い物の方法を少し変えたりするだけで、使い方によって1回のクレジットカード利用で2重、3重にポイントが獲得できるケースが多くあります。
今回は代表的なポイントの2重取り、3重取りの方法をご紹介。
ポイントを賢く貯めてオトクに生活しちゃいましょう!
クレカ+ポイントカード提示で2重取り!
ビックカメラSuicaカード+同カードをJRE POINTカードとして提示で計約2%還元!
関東・東北地方でJR東日本を利用される方には普段の通勤・通学でおなじみの交通系ICカード「Suica」。
その中で、クレジットカードにSuicaの機能が付与されている「ビューカード」というものがあります。
ビューカードにはさまざまな種類のものがありますが、ポイントを効率的に、2重取りするなら「ビックカメラSuicaカード」がおすすめです。
ビューカードで買い物をする際、通常のカードだとJRE POINTのみの獲得になり、還元率は約0.5%なのですが、ビックカメラSuicaカードはさらに約0.5%分のビックポイントが獲得でき、いつでも還元率は約1.0%になります(税込み1,000円の利用でビックポイント5、JRE POINT5ポイントを付与)。常に通常の2倍のポイントを獲得することができるんです。
もちろんビューカードと同じ機能を持っており、モバイルSuicaへチャージした場合は、ビューカードと同じく1.5%のJRE POINTを獲得できます。
ポイント還元率をさらに高めるコツは、ビックカメラで買い物をすること。
ビックカメラSuicaカードでオートチャージしたモバイルSuicaでビックカメラでお買い物をすれば、現金払いと同率の税込み価格の10%のビックポイントがバックされ、チャージでのJRE POINT1.5%還元と合わせ計11.5%の還元率となります(※ Suicaでのお支払いが可能な店舗に限り、ポイント率は商品・店舗によって異なる場合があります)。
【ポイント多重取りテクその1】
★ビックカメラで
ビックカメラSuicaカードでチャージしたSuicaでお支払い=合計11.5%還元
ビックカメラでは家電や電子機器だけでなく、お酒や食品、医薬品、化粧品なども販売しています。日常的に消費するものをビックカメラで購入すれば、カード利用でかなりかなりポイントを貯めることができるでしょう。
カード利用だけでJRE POINT、ビックポイントの2重取りができる「ビックカメラSuicaカード」ですが、JR東日本駅ナカなどでもJRE POINTをおトクに貯めることができます。
ビックカメラSuicaカードは「JRE POINTカード」としても機能するんです。JRE POINT加盟店では、買い物をするときにJRE POINTカードを提示すると100円(税抜き)ごとに1ポイントが貯まるシステムがあります。
JRE POINTカード加盟店で買い物をする時にビックカメラSuicaカードをJRE POINTカードとして提示して約1.0%、支払いをビックカメラSuicaカードにするとJRE POINT約0.5%、ビックポイント約0.5%で合計約2%還元を得ることができます。
【ポイント多重取りテクその2】
★JRE POINTカード加盟店で
ビックカメラSuicaカード(支払い)+ビックカメラSuicaカード(JRE POINTカードとして提示)=合計約2%還元
JR東日本の駅ビル内の店舗やキオスクなどはほぼ全てのお店がJRE POINTに対応しているので、JR東日本を利用をしている方にオススメの貯め方です。
ビックカメラSuicaカード公式サイトへ
クレカ+電子マネーでポイント2重取り!
電子マネーのチャージをクレジットカード支払いにして、さらにそのチャージした電子マネーを買い物で利用することで、簡単にポイントが2重取りできます。現金でチャージしている人や、クレジットカード決済をしている人は、ぜひこの方法でポイントをいっぱい貯めてみましょう!
イオンカード・セレクト+WAONで約1.5%還元!
イオングループは日本国内外300社以上の企業で構成される大手流通企業グループで、イオンモール、イオンショッピングセンター、マックスバリュ、まいばすけっとなどを傘下に持っています。
そんなイオングループが提供する電子マネーが「WAON」です。WAONは近年、ファミリーマート、ローソン、ウェルシア、ビックカメラなど、イオングループ以外でも幅広く使えるようになってきました。
WAONは200円(税込み)の利用ごとに1WAONポイントがもらえ、還元率は約0.5%です。ただし、会員登録されたWAONカードなら、イオングループの対象店舗で200円(税込み)の利用ごとに2WAONポイントが得られ、還元率は約1.0%となります。
そんなWAONにチャージしてポイントがもらえるクレカは限られており、代表的なものに、イオンカードセレクトが挙げられます。
こちらのカード、イオン銀行キャッシュカード、WAONカード、クレジットカードが一体となったもので、入会と同時に開設されるイオン銀行口座からのオートチャージ200円ごとに1WAONポイントが得られます。約0.5%のバックです。
つまり、イオンカードセレクト に入会して、オートチャージされたWAONで決済すれば、イオングループで約1.5%の還元が受けられることになります。
【ポイント多重取りテクその3】
★全国のイオングループ店舗で
イオンカードセレクトでWAONオートチャージ+WAONで支払い=合計約1.5%還元
このイオンカードセレクト、毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は、イオングループでのお買い物代金が5%OFFになります。毎月10日は「AEON CARD Wポイントデー」として例外はあるものの、どこで利用しても200円(税込み)ごとに2WAONがもらえます。また、イオンシネマでも映画鑑賞割引を受けられるなど、生活圏にイオンがある人はぜひ入会したいカードになっています。
クレカ+キャッシュレス決済+ポイントカード提示でポイント3重取り!
〇〇ペイなどのキャッシュレス決済サービスは利用時のポイント還元がとても魅力です。
これもただ使うだけではもったいないですよ! 請求先を高還元率のクレジットカードと結びつけることで効率的にポイントを貯めることができます。
さらに、別途利用するお店で使えるポイントカードを提示することで利用分のポイントまで貯められる、3重取りも可能なんです。
やり方はとっても簡単。今日からでも実践できる例をご紹介します。
リクルートカード+d払い+Pontaカード提示で2.7%還元!
リクルートカードの還元率は1.2%と高いですが、貯まるポイントはリクルートポイントというもの。
そのまま使うにはあまり使い道が多くないのですが、別のポイントに交換することで使い道が一気に広がります。
オススメなのは「Pontaポイント」。貯めたリクルートポイントと同数のPontaポイントへ移行できます。Pontaポイントは、コンビニのローソンをはじめ、日常的に利用するさまざまな店舗やサービスで、現金と同じように支払いで使用できる便利な共通ポイントです。
キャッシュレス決済でオススメなのは「d払い」。d払いは利用することで料金に対しネットショッピングで約1%、リアル店舗で約0.5%のdポイント還元を得ることができます。
リクルートカードをd払いの請求先に登録すれば、カードの還元率と合わせて合計約1.7〜2.2%のポイント2重取りが可能になります。
ここからさらにPontaポイントも獲得できちゃいます。
街のお店限定の方法になりますが、Pontaが提携するお店でPontaカードを提示するだけ。これだけで利用料金の約0.5%(チェーンによっても異なるが基本的に利用料金税抜き200円につき1ポイント。端数切捨て)分のPontaポイントがゲットできます。
買い物の際に、Pontaカードを提示したら、あとはリクルートカードを紐付けたd払いで買い物するだけ。これだけで約2.2%のポイント還元を受けることができちゃうんです。
Pontaカード、d払い両方が使えるチェーンには、ローソン、ケンタッキーフライドチキン、すき家、ココス、ゲオ、Tomod's、ビックカメラ、コジマ、ジョーシン、高島屋、AOKIなどがあります。
【ポイント多重取りテクその4】
★Ponta、d払いが使えるお店で
リクルートカードをd払いの請求先に登録+Pontaカード提示+d払いで支払い=合計約2.2%還元
dカード+d払い+dポイントカード提示で最大約2.5%還元!
こちらはdポイントに特化したポイント3重取りの方法。dポイントはドコモの携帯料金支払いにも使えるので、ドコモユーザーには特にオススメのポイ活術です。
仕組みは先ほどと同じ。リクルートカードをドコモのクレカであるdカードに、Pontaカードをdポイントカードに変えるだけ。たったそれだけですが、場合によってはリクルートカード以上の還元率を発揮してくれます。
まず、d払い自体にポイントが付きます。d払い対応のお店でd払いを使うと、d払いお支払い金額200円(税込み)につき1ポイントが得られます。つまり還元率約0.5%。
さらに、d払いのお支払い方法でdカードを設定しておくと支払い金額の100円(税込み)につき1ポイントが得られます。これが約1%で計約1.5%の還元。
また、d払いかつdポイント対応のお店でdポイントカードを提示すると、得られるポイントはチェーンによって異なりますが大抵は料金に対し約0.5〜1.0%が付与されます。
つまり、dカード+d払い+dポイントカード提示で計約2〜2.5%が還元されるということ!
d払いかつdポイント対応のチェーンには、ファミリーマート、ローソン、マツモトキヨシ、高島屋、エディオン、ビックカメラ、ジョーシン、ガスト、すき家、モスバーガー、ミスタードーナツ、サンマルクカフェなどがあります。
ドコモユーザーの方で、よく買い物するお店がdポイントカードの還元率が高いお店だったらこちらの3重取りをおススメします。
Pontaカードは別で持っていなくてはいけませんが、dカードにはdポイントカード機能が紐づいているので持ち歩くカード枚数が減り、お財布もすっきり。
【ポイント多重取りテクその5】
★d払い、dポイントカードが使える(貯められる)お店で
d払い+dカードをd払いの請求先に登録+dポイントカード提示=合計約2〜2.5%還元
dカードは年会費無料の上に還元率1%、dカード特約店の場合は1.5%以上となるおトクなカードです。
また、「dカード ポイントUPモール」を経由すれば、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの主要ECサイトのお買い物でボーナスポイントが獲得でき、海外旅行でも使えるショッピング保険、世界各地の日本語デスクサービスなどおトクな付帯サービスも盛りだくさんのカードです。
これを機に入会を検討してみてはいかがでしょうか。
楽天カード+楽天ペイ+楽天ポイントカード提示で約2.5%還元!
こちらは、楽天カードで楽天ペイにチャージし、楽天ポイントカードの使えるお店で提示するという方法です。
注意点は、楽天ペイの支払いを楽天カードに紐付けるのではなく、楽天カードで「楽天キャッシュ」という電子マネーにチャージし、楽天キャッシュから楽天ペイアプリで支払うことです。
楽天カードで楽天キャッシュにチャージして、楽天ペイで決済すれば、チャージ時に0.5%、決済時に1%、さらに楽天ポイントカード提携チェーンなら、同カードを提示すれば約0.5〜1.0%が還元され、計約2.0〜2.5%の還元となります。
楽天ペイアプリには楽天ポイントカード機能もついているので、カードを持ち歩かなくて良いのもgoodです。
楽天市場をはじめとした「楽天経済圏」と呼ばれるネットサービスを多く利用している方はこの方法で楽天ポイントを貯めましょう!
楽天ペイ、楽天ポイントカード両方に対応しているチェーンは、ファミリーマート、ポプラ、生活彩家、ツルハドラッグ、サンドラッグ、ガスト、バーミヤン、大戸屋、ビックカメラ、エディオンなどです。
楽天カードには楽天Edy機能がついており、こちらを使うという選択肢もあります。しかしこの方法だとチャージ時に約0.5%、支払い時に約0.5%、楽天ポイントカード提示時に約0.5〜1.0%で還元率は計約1.5〜2.0%で楽天ペイ使用に一歩及びません。
また、楽天ポイントは楽天Edyや楽天ペイに1ポイント1円として充当することもできますが、楽天Edyは楽天ポイントのうち、「通常ポイント」しか使うことができません。楽天の各種キャンペーンで手に入るポイントは「期間限定ポイント」という使用期限が決まっているものが多いのですが、楽天Edyは「期間限定ポイント」での充当には対応していません。
楽天ペイなら期間限定ポイントでも1ポイント1円として充当できます。貯まったポイントを無駄なく活用することができ、さらにポイントも貯められるのでおトクです。
楽天ポイントはあらゆる楽天サービスで使うことができるので、ネット通販を多く利用している人にはぜひこちらの方法で楽天ポイントを貯め、ネットでのお買い物をおトクにしましょう!
【ポイント多重取りテクその6】
★楽天ペイ、楽天ポイントカードが使える(貯められる)お店で
楽天カードで楽天ペイにチャージ+楽天ペイ+楽天ポイントカード提示=合計約2.0〜2.5%還元
まとめ
ただクレジットカードで買い物をするだけでなく、ポイントカードの提示やキャッシュレス決済をあわせて利用すれば、誰でも簡単にポイントをさらに多く獲得することができます。
また、d払いや楽天ペイなどキャッシュレス決済サービスは、おトクなキャンペーンが多数実施されているのでそちらに参加することでもメリットが生まれるでしょう。
仕組みと習慣を作れば意外と簡単にできるポイント2重、3重取り。皆さんも、まずは自分がよく使うチェーンで上記の方法が使えるかを調べてみましょう。そして使えるようであれば、ぜひ対象のクレカやキャッシュレス決済、ポイントカードに入会してみてはいかがでしょうか。