響いた“差別発言”での炎上
「以前、プロ野球やメジャーで活躍した上原浩治さんが張本さんの代わりで出たこともあるので、彼なら問題ないと思いますが、それだと新鮮さに欠ける可能性が。あえて、一塁と三塁の区別もつかない“野球オンチ”と言われる黒柳徹子さんが出て、彼女に解説する人がいて、徹子さんが“あっぱれ”と言う形式にしてもおもしろいかもしれません。また、みのもんたさんが本人だと明かさず、AI風に出演してもいいと思いますよ」(ペリーさん)
後任者を誰にするかで対応に追われる『サンモニ』。今回、なぜ張本は卒業することになったのだろうか。
「表向きは、体力的に厳しくなったためとされていますが、8月の“ボクシング発言”が大きかったようです。張本さんは、東京オリンピックのボクシング女子フェザー級で入江聖奈選手が金メダルを獲得したことに対して、“嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴りあう。こんな競技、好きな人がいるんだ”と発言。この発言に対して世間は猛バッシングし、日本ボクシング連盟もTBSに抗議。その後、番組は謝罪することになりました」(TBS関係者)
これまでも、張本の発言が問題視されることは少なくなかった。
「番組開始当初は元プロ野球選手の“大沢親分”こと大沢啓二さんも出演していました。2人で出ていたときは、暴走しがちな張本さんを、親分肌の大沢さんがコントロールしていいバランスをとっていました。しかし、'10年に大沢さんが亡くなってから張本さん1人になり、飛躍したコメントが増えた印象です。スタッフの間でも“このまま張本さんを起用し続けていいのか”という声が以前からあがっていたそうです」(同・TBS関係者)
120日間の“遺恨”があっても、すぐに降板にならなかったのは、“盟友”の存在が大きかったようだ。
「張本さんの“暴走”を懸念する声も出ていたそうですが、関口さんは彼を責めたりせず、フォローすることが多かったそうです。20年以上、一緒に仕事をしていたので、張本さんの仕事に対する思いを誰よりも理解していたのでしょう」(同・TBS関係者)
とはいえ、“ボクシング発言”は世間でも“男女差別ではないか”など、厳しい批判にさらされた。そうなると、番組としても何の対応もしないわけにはいかなかったのかもしれない。
「関口さんも番組のMCとして、今回の発言は看過できなかったようで、さすがにかばいきれなかったんです。彼は“できるだけ出演者は変えたくない”というスタンスですが、張本さんの卒業は受け入れざるをえなかったのでしょう。ただ、長年番組を共にした張本さんがいなくなることに複雑な思いを抱えているようです」(前出・芸能プロ関係者)
20年以上続けた仕事を辞めることに対して、張本はどんな思いを持っているのだろうか。11月下旬のお昼ごろ、都内にある自宅に帰宅した張本を直撃した。