上層部だけが知る“番組終了”
昨年9月にも『週刊文春』が坂上のパワハラ疑惑を報じるなど、かねてから『バイキング』には、良からぬ噂とともに、“坂上の降板”や“番組の打ち切り”といった話が出ていた。しかし、意外にもここ1年ほどは、坂上とスタッフとの関係は良好だったという。
「昨年秋から番組枠を3時間に拡大、『バイキングMORE』とリニューアルされた際にスタッフも大きく入れ替わりました。放送時間拡大とともに番組終了となったワイドショー『グッディ!』のスタッフがそのままスライドで加入。最初はギクシャクしていたのですが、次第に“突発的に起こった出来事に対応できる”報道チームだったこともあり、現場の雰囲気は大きく変わったんだそうです。坂上さんも以前のようにカッとなることもだいぶ少なくなったとか」(前出・元番組スタッフ)
そんな雰囲気のなかでの番組終了。坂上は2年ほど前から進退を考えていたと報道されているが、
「現場のスタッフはディレクターを含めほとんど今回の番組終了について知らされていなかったそうで、知っていたのは一握りの上層部のみ。みな、番組終了が発表されるまでは半信半疑だったそうです。結局、報道のあとに説明を受けたんだとか。
それでも、ショックを受けている制作スタッフは少ない。というのも、次に始まるのも似たような情報番組が検討されているため、“食いっぱぐれない”から。そのまま同じスタッフが登用されるんだそう。坂上さんのときほど“ストイックにならなくて済む”と安堵の雰囲気さえ流れているみたいですね」(別の番組関係者)
平日の昼を切り開いてきた海賊たちはそれぞれの航海に出る。