食べないダイエットは必ずリバウンドする
1か月に8キロのダイエットに成功したのはお笑いコンビ「タカアンドトシ」のタカ(45)。ぽっちゃり体形を“かわいい”と評する女性ファンは多かったが、人間ドックの検査結果を見て愛する家族のために減量を決意。
そのダイエット方法は、炭水化物を抜いて朝昼晩の3食をサラダにするというもの。結果、減量に成功したけれど、炭水化物を再開した途端、体重が元に戻ったというオチつき。
「糖質を抜くダイエットはおすすめしませんね。一生白米やパンを食べられなくてもいい人以外は必ずリバウンドしてしまいます。やせて、太ってを繰り返すとさらに太りやすい体質になり、心臓にも負担がかかります」(栄養士)
元AKB48の西野未姫(22)もわずか2か月で56キロから47・8キロに減量し、そのノウハウをまとめた本『デブぬけ』を発売。
《週3ペースで筋トレと有酸素運動、脂質を控えてタンパク質メインの献立》など健康的にやせたが、その前は何度もむちゃなダイエットをしてリバウンドを繰り返していたことも記している。《食べないダイエットは必ずリバウンドしました》
過度のダイエットやプレッシャーから過食嘔吐などの摂食障害に陥ってしまった芸能人も。つらい過去を告白したのは、今年何かと世間を騒がせたモデルのマリエ(34)。《17歳から10年以上抱えてきた》と摂食障害との付き合いをインスタライブで告白。多いときには1日に5回過食嘔吐をしていたと涙を流した。
女優の釈由美子(43)も自身の著書『釈ビューティ!』で拒食と過食を繰り返し悩んだ過去を告白。女優の遠野なぎこ(42)もブログで過食嘔吐に苦しんだ過去を告白。いずれも若い女性たちに警鐘を鳴らしている。
肉や魚、乳製品を食べない完全菜食主義のヴィーガン生活が海外セレブの間で浸透しはじめ、それは今ではアジア各国でも人気の食事法。
環境問題で肉をやめたのは今年、毒親告白が話題になったモデルの吉川ひなの(42)。“畜産業が環境汚染のいちばんの原因”などの持論を長文でSNSに投稿。子どもたちにも肉を食べさせない点については一部で批判を呼んだ。
多くの芸能人がヴィーガンに開眼していく中、警鐘を鳴らしたのは元ヴィーガンで女優の中谷美紀(45)。
「出演したテレビ番組で6年間、肉を食べていなかったことを告白しました。“ベジタリアン生活で体力が尽き果ててしまった”と健康被害にあったことを明かしたんです。
めまいや突発性難聴が起こったと具体例を挙げながら“機嫌は悪いですし、人と口をききたくなかったですし”とその食生活が精神的にも肉体的にもよくないことを断言しました。
ヴィーガン派からは中谷のやり方が間違っていたという声も出ました。どちらの主張が正しいかは置いておいて中谷には合ってなかったといえます」(前出の栄養士)
華やかに見える芸能界。彼らの告白はまだまだ氷山の一角。身を亡ぼすほどのダイエットをファンは望んでいるのだろうか。