リップクリームを選ぶなら!
「唇の縦ジワをケアするペプチドや血色ケアができるパルミチン酸レチノールが入った商品なら若々しい印象の唇に。夜寝る前にたっぷりと塗ってケアしてください」
ワセリンやミネラルオイルなど炭化水素系成分のみのアイテムは、強力に保護膜を作るが保湿効果はないので結果的に唇の乾燥を招くハメに。本当に荒れたときだけの使用にとどめること。
「さらに週2回程度、リップ用のスクラブケアで不要な角質を落とすと透明感のある唇に!」
ペプチドがイイ理由「唇のシワいん働く→ぷっくり若々しい唇に」
テトラペプチド-5などが効果的。繊細な唇の皮膚にもやさしい。『オバジ ダーマパワーX リップエッセンス』(ロート製薬)などに配合
パルミチン酸レチノールがイイ理由「ターンオーバーを促す→くすんだ血色の改善」
唇のターンオーバー、コラーゲン産生を促進。血色不良、色素沈着の解消に。『ザ・レチノタイム リンクルリップエッセンス』(マツモトキヨシ)などに配合
50代以降の女性に注意が必要なアイテムとは!?
【シートマスク】
「50代以降は、肌に水分を蓄える力が落ちているので、シートマスクなどの水溶性ケアより、乳液、クリームなどの油分ケアで水分をとどめることにお金と時間をかけたほうが効率よく効果が得られます」。
特に、“ながらケア”で、マスクをつけっぱなしにしがちな人はご用心。
「長時間使うと肌がふやけて、逆に細かいちりめんジワができるおそれも。シートマスクは毎日行わず、時間も5分程度にとどめて」
【オールインワン】
「オールインワンアイテムは、ぷるんとした使用感のよいジェル状が多いですが、その形状を作るために大量のアルコールを使っていることが多いです。
同じシリーズの化粧水~クリームをオールインワンに変えただけで、肌の乾燥度に大きな差が出てしまいます。必ずアルコールフリーのものを選びましょう」。
また、皮脂の分泌量が減る大人の肌には、寝る前にクリームで油分をプラスすることも必要。
(取材・文/河端直子)