「浜田雅功さんは、1時間番組の収録を最短46分で終わらせるなど、とにかく収録に無駄がないことで有名。新型コロナウイルスの感染拡大以降は、換気のため1~2時間に1度スタジオの空気を入れ替えますが、ダウンタウンの番組は収録をストップさせなくていいとスタッフたちから好評です」(放送作家)

『水曜日のダウンタウン』(TBS系)などは若い世代からの支持も高く、スポンサー受けもいいようだ。

話題になるMCの特性とは

「淘汰されてしまう大物と逆風でも強い大物の違いは、テレビ局が重視する13~49歳の視聴者を指す“コア層”から支持されているかどうか。松本人志さんはSNSの使い方もうまいし、『水曜日』の藤井健太郎プロデューサーなど、タッグを組むスタッフを選ぶ目にも長けています」(同・放送作家)

 前出の川内さんは、コロナ禍で、テレビ局がよりシビアになったと語る。

「視聴率がとれないと、どんな大物でもリストラされる厳しい時代になりました。日テレ系『スッキリ』で司会を務める加藤浩次さんや『ミヤネ屋』の宮根誠司さんも安定感はありますが、数字がとれなくなり、旬が過ぎたと判断されればバッサリと切られる可能性は十分あるでしょう」

 今後はフレッシュなキャスティングが増えそうだ。

「TBS系『THE TIME,』の香川照之さんやフジ系『めざまし8』の谷原章介さんなど、司会業が本業ではない方のMCは新鮮味があり、話題になりやすいですよね」(川内さん)

 意外な人物が朝やお昼の顔になる日も近い!?