パンやコーヒー、冷凍食品といった食品や日用品が相次ぐ値上げラッシュ。再評価を受けているのが、業務スーパー、通称「業スー」。「家族4人で月3万円までダウン」「月の食費を半減」業務スーパー活用が節約のキモと語る「業スー」賢者がテクを指南!
ケチはイヤ! 生活のレベルは下げずに節約
2022年の年明けから使用頻度の高い食品の値上げが続き、ジワジワと家計を圧迫している。全国の働く主婦を対象にした調査によると、相次ぐ食品の値上げを受け、7割以上の主婦が「節約意識が高まっている」(ソフトブレーン・フィールド調べ)という現状だ。
食事の量や質は落とさずに、食費は節約したいもの。そこで今回注目するのが、高コスパで話題の「業務スーパー(以下、業スー)」。
この業スーアイテムを駆使し、食費をコンパクトに収める賢人たちを直撃。大量&お得な商品を目利きし、無駄のない使い回し、冷凍野菜の有効活用など、今すぐできる食費節約のコツを聞いた。
賢者ファイル【1】
激安の定番商品を使い倒して食費マイナス2万円!
業スーは、通常のスーパーと比べて半額近いアイテムも多く、そこが魅力だと言うののこさん。
「どの商品も全体的に安くて美味しいですが、なかでもフライドポテト、食パン、うどんは絶対はずせないアイテム。業スーの値段を知ったら、ほかで買えなくなります」
加えて、1~2年前から自社加工を始めた生鮮肉の大容量パックも最近の狙い目だ。
とはいえ、いくら安くても使い切れなければ結局は無駄。食材は、購入したその日のうちに使いやすく下処理し、必要があれば冷凍することを心がけている。
「業スーの安さに、つい、いろいろ買いたくなると思いますが、家庭の適量を冷静に見極めないと逆に損になります」。使い切れない大きさの調味料、冷蔵系の大容量品は要注意アイテム。まずは冷凍可能なものや、日持ちするものを選ぶと失敗しない。
「それぞれの家庭の“業スー選抜組”を見つけて指名買いするだけで、平均的なスーパーでの買い物時と比べて食材費が3分の2程度に抑えられると思いますよ!」
ののこさんイチオシの「業スー」商品
■たっぷり入って100円以下!『さば水煮缶詰』(95円)
「安くて190gと量も十分。日持ちがするので食品ロスの心配もなし。同じく業スーの『冷凍さといも』と煮たり、みそ汁に入れたり役立ちます。常に1~2個ストックしています」