のんびりマイペースなB型行動タイプを目指す
「せっかちで責任感が強く、負けず嫌い、完璧主義」などの行動パターンを“A型行動タイプ”と呼び、1959年にアメリカのフリードマンらが提唱。
「このタイプの人はストレスを感じやすく、そのたびに血管はギュッと縮み、血圧は上昇。血管はダメージを受け、血管事故を起こしやすくなります」。
逆に、のんびりマイペースな気質を“B型行動タイプ”と呼び、A型はB型に比べると、2倍も心疾患を起こしやすいという。心身共にリラックスする工夫を。
【A型行動タイプチェックリスト】
毎日、忙しい生活だ 2 1 0
時間に追われている 2 1 0
何事にも熱中しやすい 2 1 0
夢中になると気持ちが切り替えにくい 2 1 0
何事も徹底的にやらないと気がすまない 2 1 0
自分の仕事や行動に自信がある 2 1 0
緊張しやすい 2 1 0
イライラしたり怒りっぽい 2 1 0
几帳面だ 2 1 0
勝ち気なほうだ 2 1 0
気性が激しい 2 1 0
競争心が強い 2 1 0
合計点が17点以上ならA型行動タイプです。
急激な温度変化を避ける
暖かい室内から寒い屋外へ出るときや、暖かい浴室から寒い脱衣所へ行くときなど、急激な温度変化はNG。
「寒さを感じると血管はギュッと縮まり、プラークが破裂しやすい状況に。高齢になるほど血管壁はもろくなっているので、瞬間的に血圧が上がると、破れたり傷がつきやすく、とても危険です」。
外出するときは、家の中であらかじめマフラーをしてから出るようにして。
「頸動脈を温めておくんです。すると温かい血液が全身に回るので、寒い場所へ出ても、血管が縮まりにくいのです」。
手袋も同様。手の毛細血管を温めておくと、全身の急な冷えを防いでくれるのだ。
食事は腹八分目にする
「卵や肉の脂身などを避ければ血中コレステロールは下がる、と考える人がいますが、実は大きな勘違い。悪玉コレステロールを増やすのは、卵や肉といった食品ではなく、“食べすぎ”が原因です」。
コレステロールの80%は炭水化物、タンパク質、脂肪などが原料となって肝臓で作られる。つまり悪玉コレステロールが増えるのは、食事の総摂取カロリーが多すぎる=食べすぎのせい。コレステロールを含む食品だけを控えても無意味なのだ。
「遺伝的にコレステロールを多く作り出す人は医師に相談してほしいのですが、多くの人は食事の総カロリーを減らし、肥満を避けることが肝心です」