「私、失敗しないので」のセリフでおなじみの『ドクターX~外科医・大門未知子~』のイメージが強い米倉涼子。ニューヨークではミュージカル『シカゴ』の主演スターとしても知られている。
もともと米倉はバレリーナとしても一流。妖艶な網タイツ姿は、バレリーナとして鍛え上げられた、世界レベルの美しさ。
女優として唯一無二の存在を示す米倉だが、脳脊髄液減少症の持病があり、病と闘っていることを告白している。これは頭痛・めまい・首の痛み・耳鳴り・視力低下・全身倦怠感などのさまざまな症状が現れる病気。この病に侵されつつも、このスタイルをキープしているのは努力のたまものともいえよう。
実はスゴい「ラジオ体操」
そんな米倉が『バイキングMORE』(フジテレビ系)で、美しさを保つ秘訣として「絶対に裏切らないのはラジオ体操です」と明かしている。
「ドラマが始まったりすると、トレーニングにも行けないし、なかなか動く時間がないので、忙しいときほどラジオ体操しています」
小学校で習うラジオ体操を、やっているというのだ!
「スタジオの裏で、ラジオ体操をしている米倉さんを見かけました。ヨガとかじゃないんだな、と思いました」と制作会社のADからの情報も。
ラジオ体操ブームの火付け役で、ラジオ体操の本も多く出している中村格子先生(DR.KAKUKOスポーツクリニック院長)は「ラジオ体操って、子どもや高齢者がやる体操というイメージがあるけれど、米倉さんのようなきれいでスタイルのいい方がやっていると聞くと、うれしいですね」と喜ぶ。
「ラジオ体操は、まず姿勢がよくなります。立ち姿、歩く姿がきれいだと、若くも見えるし、第一印象が変わりますよ」(中村先生、以下同)
ラジオ体操は第1と第2があり、それぞれ約3分。第1は老若男女が対象で、「姿勢不良」や「ひざの曲がり」を改善するストレッチが中心。
「女性の身体への配慮もされていて、関節の柔軟や血流アップなど疲労回復や美容に効果があるように構成されています。一方、第2は高度な運動で構成され、筋肉を鍛え疲れにくい身体づくりを目標としています」
誰にでもできるラジオ体操だが「だらだらとやらない。どこの筋肉を動かしているのかを意識しながらテキパキとやりましょう」と中村先生。
米倉もラジオ体操をやるなら第1から第2まで、と断言。
「やる際は、真剣にやってくださいね。内転筋もハムストリングスとか、背中にも、全身に効きますから」とも語っている。
第1と第2を続けてやっても、わずか6分。けれど、身体の歪みがとれ、老化を防ぎ、内臓の働きを活性化させる、とその効果は大きい。
「毎日続けている人は、血管年齢も若く、骨密度も高いというデータもあります。短時間でも、毎日続けてみてくださいね」
室内でもできるので、YouTubeやラジオ体操の無料アプリを利用して、わずか6分、スキマ時間にやってみよう。同世代の誰よりも若い身体を手に入れることができるかもしれない。