蛍光灯は1分でも長く消そう
【26】お風呂は自動運転
⇒細かい温め直しの繰り返しでガス代増
冷蔵庫やエアコンは自動運転がおすすめだが、お風呂は別。「自動運転にしておくと、設定温度に保つために何度も沸かし続けるので、ガス代がかさんでしまいます」。入浴時間が1時間以上空くときは、入るときに追いだきを。
【27】洗濯機はいつも節水節電のスピードコース
⇒汚れに応じてしっかり使い分けを
短時間で洗濯してくれるスピードコース。節約のために洗濯はいつもこれ!という人は要注意。「洗濯物の皮脂汚れは、時間とともに取れづらくなります。洗濯物をためて洗う場合、汚れが落ちきらないことも。汚れの度合いや量に応じてコースの使い分けを」
【28】トイレのタンクにペットボトルを入れる
⇒詰まって故障&汚水があふれる危険も!
「最近のトイレは節水型。ペットボトルを入れると流れる水の量が減り、紙や汚物が詰まってあふれ出す危険があります」。さらに、古いトイレを使っている場合は新しいものに変えると節約に。「トイレは15~20年で交換を。古いタイプのトイレは使用する水の量が多いので、新しいものに交換したほうが節水になりますよ」
【29】スマホの設定は変えないほうがいい
⇒画面の明るさを変えてバッテリー長持ち
「スマートフォンの設定を買ったときから変えていない人もいると思いますが、画面が明るければ明るいほど電力を消費します。最初の設定がかなり明るい場合は、適切に変えたほうが節電になりバッテリーを長持ちさせることができますよ」。設定の仕方がわからないときは人に聞こう。
【30】蛍光灯はつけたり消したりしないほうがお得
⇒今は1分でも消すほうが節約
昔よく耳にした、蛍光灯は頻繁につけたり消したりすると電気料金がかかるという説。「それは昔の話。今はたとえ1分間でも消したほうが節電になります。もっと節約したいなら、リビングなど長時間使う部屋の蛍光灯をLEDに。寿命が長いので交換の手間も減らせますよ」
●家電や設備は定期的に見直そう!
家電は年々省エネ化が進み、20年前のものは買い替えたほうが節約に。「給湯器も同様です。急に壊れるので、15年以上前のものは早めに交換を。壊れて黒煙が出たりすると、余計な修繕費がかかりますよ」
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。22歳のときにひとり暮らしで節約に目覚め1年で200万円を貯めたことから、節約アドバイザーの道へ。著書に『節約家計ノート2022』(東京新聞)など多数。
《取材・文/後藤るつ子》