目次
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ー 朝ドラでも演じた“開拓者”への思い
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ー 「すぐ辞められたら」で始め、デビュー10周年

 

「名前は聞いたことはあっても、具体的にどんな人で、何をした人なのかはよく知らなかったところがあって。でも、その激動の人生を知ると“確かに、5000円札になるわ〜”と思いました」

 スペシャルドラマ『津田梅子〜お札になった留学生〜』が3月5日、放送される。

朝ドラでも演じた“開拓者”への思い

 津田梅子(幼名・梅/広瀬すず)は明治時代、日本初の女子留学生として6歳でアメリカに渡る。11年後に帰国すると、男性上位の日本社会に愕然。女性の地位を向上させるには、教育が必要ーー。揺るぎない信念のもと、女子英学塾(現・津田塾大学)を創立する。

「開拓者って、本当にすごい。朝ドラ('19年『なつぞら』)でも開拓者の役をやったのですが、最初に切り開く人ってすごくつらいんですよね。梅子も誰と戦っているのかを見失いそうになったり、気づいたら周りに人がいなかったり。どれだけ叫んでも誰にも届いていないような孤独というか……」

 “強い”という言葉だけでは物足りないカッコよさと、貫き方がとても印象的だったという。

「やるせない感情を力にかえて、形を作っていった人。強そうに見えるけど、どこか弱い部分もあって、波瀾万丈。何より、女性の味方でいてくれる人。今、私たちが当たり前だと思っている言動のすべては、そんな先駆者がいてくれたからこそです。そんな梅子の人生からは、感銘を受けるものがきっとあると思います」