トルコで手術を受けたのにも理由がある。
「トルコでは“ヒゲが濃い人がイケメン”という文化があって、髪の毛を抜いてヒゲにしたりと植毛がポピュラー。そのため、手術代は安く技術力が高い“植毛先進国”なんです。日本で受けるとなると、人気の病院だと予約で2年待ちだったりしますが、トルコなら1〜2か月後に手術を受けることができます」
トルコなら日本の3分の1程度の金額
値段もリーズナブルだ。
「今回、いしださんは毛根を2350株植えましたが、日本で同じ手術を受けると250万円を超えたりします。しかし、トルコなら日本の相場の3分の1程度の値段で受けることができる。飛行機代や宿泊費を入れても100万円以下で収まるのではないでしょうか」
コロナ禍でも渡航に支障はないようだ。
「トルコをはじめヨーロッパの方は、もうコロナっていう雰囲気がまったくなくて。経済が普通に回っている状況ですね。規制も緩くなってきて、徐々にビジネスマンや留学生が増えてきています。現在、戦争をしているロシアとウクライナも近いですが、特に影響は出ていません」
最近は暗いニュースばかりのいしだだが、トルコでの様子はというと――。
「すごく元気で明るかったですよ! いしださんは飛行機の長距離移動後、到着したその日に8時間を超える植毛手術を受けるという強行スケジュールでしたが、疲れた素振りも見せずずっと朗らかでした。空いた時間は一緒にイスタンブール市内を観光しながら、ケバブを食べたりカフェに行ったり、楽しかったです」
未来への展望も熱く語っていたそうだ。
「“日本だけでなく、タイでも芝居や芸能活動に力を入れていきたい“とか “自分を応援してくれる人を集めて、まだまだ頑張りたい”などと話していました。
自分も髪の毛で苦労したからわかるんですけど、髪の悩みって自信とか活力にも影響しますからね。今回の植毛が役者としての仕事にプラスになってくれたら、うれしい限りです」
いしだの植毛手術の報告は反響を呼び、『薄毛の窓口』への問い合わせも急増したそうだ。
「薄毛を気にしている人の多くは、治療自体も伏せたいという人がほとんど。いしださんのように植毛治療を堂々と公言する人が増えて、悩みやコンプレックスを解決しようとする人が祝福されるような社会になればと願っています」
身も心も強くなって、表舞台へのカムバックもすぐそこ!?