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50歳を過ぎると気になってくるのが老後のこと。そこで改めてわが家の口座を見てみたら全然足りない気が……。ひょっとして、私の老後生活は絶望的!?
50代からでも遅くない!老後資金貯蓄テク
「老後資金のセミナーをやっていて気になるのが、『もう50代だから今さら老後資金を貯めようと思っても遅い』という諦めモードの人が多いこと。それは大きな間違いです」
そう話すのは、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さん。
「50代でも諦める必要はまったくありません。もちろん1億円は貯まらないかもしれませんが、数百万円なら全然難しくありません。そして、その数百万円の差というのは老後の大きな差になるんです」(山崎さん、以下同)
例えば夫婦で旅行をするにしても、現役時代なら移動も宿泊も高くつく時期しか行けないが、老後なら平日プランで国内の世界遺産を巡る2泊3日旅行が10万円でできたりする。55歳から65歳までにプラス200万円貯めることができたら、そんな旅行が20回できる計算に。
「50代60代のちょっとした貯金の積み重ねが、そのあとすぐやってくる老後に大きな豊かさとして返ってくるんです」
王道ワザで増やす!
山崎さんのおすすめは、まずは王道ワザ。1日でも長く働いたり、国の節税制度を最大限に利用したりして、大きな効果を狙うこと。そのうえで、もっと増やしたい人には裏ワザも。保険料や車の維持費や光熱費といった「当たり前」に使っていたお金を見直すというものや、いったん始めてしまえばあとは放っておいていい投資なども。
こうした、多少面倒でもがっつり貯まるテクニックを10個ご紹介。全部実行すれば、たとえ55歳からでも貯金を10年間で数千万円に増やすことだって夢じゃない!