ノンオイルには糖質と塩分が多い!
“いい油はとったほうがよい”とはいえ、もちろんとりすぎれば太る。そこで健康志向の高い人ほど飛びついてしまうのが『ノンオイル』や『カロリーハーフ』といった魅力的な売り文句。
この売り文句に「ノンオイルドレッシングには糖質が多く含まれていることがあり、万病を引き起こしかねない」と警鐘を鳴らすのは、糖尿病と生活習慣病の専門医である牧田善二先生。
そもそも市販のサラダドレッシングには糖質が含まれているが、ノンオイルドレッシングは、さらに多い。
「ノンオイルのドレッシングには、油の含有量を減らしているがゆえに減っている“うまみ”を補うために糖質の量が多い。生活習慣病の研究において、病気の原因を探ると、糖質の過剰摂取に行きつくので、市販ドレッシングはすすめられたものじゃありません」(牧田先生)
最新医学では、肥満を生み出す原因はカロリーの高いものや脂肪分が豊富なものをとるよりも、糖質のとりすぎだとされている。
「太ることを気にするなら、市販ドレッシングをやめるか控えめに」と牧田先生。
またノンオイルドレッシングは塩分も多いと、松田さんが続ける。
「ノンオイル大さじ1杯に、塩が0・9gくらい入っています。ダイエットしようと、ドレッシングを大さじ2杯使って、3食サラダを食べたら、1日分の塩分量に達してしまいます」(松田さん)
リノール酸、糖質、塩分と、とらなくてもいいものがてんこもり。しかも食べ続けているうちに濃い味に慣れて、どんどん使う量が増えてしまうことも。
健康のためには、オリーブ油やアマニ油、えごま油で、自家製ドレッシングを作ってほしいと松田さんも牧田先生も口をそろえる。
作りたてのドレッシングはフレッシュ感もあり、おいしさも格別。簡単レシピを紹介するので、健康キープに役立てて。