「ちょっとね、車上荒らしに遭っちゃいました。ガチで俺、車上荒らし初めてかもしれん。ほんまにちょっと、これ見て。これ、ヒドない?」
5月14日、自身のYouTubeチャンネルを更新した人気ユーチューバーのラファエル。動画の冒頭から憤りながら訴えたのが、彼の愛車『アルファード』が車上荒らしの被害に遭ったというものだった。
キャバ嬢ユーチューバー・きよみんと撮影者を伴いつつ、「これはほんまにテンション下がる」と映し出されたのは、助手席側のガラス中央部に入った拳大のヒビ。“犯人”は鈍器のような物で叩き割ろうとしたのか、車内にガラスの破片が飛び散るも侵入、荒らされた形跡は見られなかったため、ラファエルは「車上荒らし未遂」と一安心。
それでも「器物破損やろ、窃盗未遂!やられた」と、怒りがおさまらない様子のラファエルは「ほんまアンチの可能性あるで?」。車上荒らしの犯人は物取りではなく、“自身を目の敵にするアンチではないか”とも推測するのだった。
言うまでもなく車上荒らしは犯罪であり、窃盗罪として10年以下の懲役または50万円以下の罰金。器物破損罪でも同じく3年以下、30万円以下の罰則となる。当然、「被害届みたいの出します?」と問われたラファエルだったがーー、
「面倒くさいもんな。直さなアカンのは一緒やもんな。被害届出したところでやろ? 警察行って今から云々かんぬんやろ。出さないとアカンの? 法律的に。そんなことないやろ? 放っておいてええやろ」
「犯人は捕まえたい」気持ちはあると言いながらも、防犯カメラが設置されている場所にもかかわらず、「面倒くさい」という理由で警察に届けを出さないラファエル。さらに顎をさすりながら「こんな(被害にあった)時でもしゃべれる俺ってすごいなあって」と自賛するのだった。
動画コメント欄には、彼の対応に《ラファさんほんと寛大すぎ》《かっこよすぎ》との評価が寄せられる一方で、やはり《ちゃんと警察に届けて》《被害届出さないのはどうかと思う》と、警察に届けようとしない姿勢を疑問視する声も。
次に起こる犯罪を防ぐためにも通報
「今からでも被害届を出すべき」とは全国紙社会部の事件担当記者。当該動画を確認してもらうと、犯人の手口はかなり大胆なもののようだ。
「車上荒らしは通常、死角ができる屋内の駐車場、また人目につきにくい場所に停めた車が狙われやすい。彼が被害に遭った駐車場は見通しがよい屋外で、しかも日中と犯行が目撃されやすい現場。狙うにはかなりリスクが高く、よほど車内の目につく位置に金品が置かれていたのかなと」
また、助手席のガラス破損は目立ち、売却時に足がつきやすいことから、犯人は車両自体を盗むことを目的にしたわけでもなさそうだ。
「あまり計画性がない手口に見えますし、監視カメラもあることから被害届を提出すればすぐ犯人が特定されるのでは? それに、これは彼だけの問題ではなく、もしかしたら犯人は繰り返し別の車両を狙う恐れもあります。次に起こる犯罪を未然に防ぐためにも、やはり多少の被害だとしても警察に届けるべき」(同・記者)