家電で水道代を節約し隊!

 暑さから、夏は使う量が増えがちな水。特にお湯の節水はガス代の節約にも直結している。要チェック!

●食器洗い乾燥機でラクをしながら節約! 「手で洗うよりも節水」は、もはや常識なんです 【手洗いより年約8600円お得!】

奈津子 私、これは声を大にして言いたいんですけど、節水するなら、断然、食洗機を使うべきなんです!

丸山 確かに、まだ「食洗機より手洗いのほうが水を使わない」と思っている人は多いかもね。

奈津子 いろんなところで口をすっぱくして言っているのに、なぜなんでしょう~? 例えば、パナソニックの食洗機の場合、手洗い時の約6分の1の水でキレイにできるんです。4人家族なら1回約43リットルも節水できるのに!

丸山 手洗いだと洗剤とガスの費用もけっこうかかるから、食洗機を使ったほうが年間約8600円も節約に。初期投資は少し高いけど、総合的に見ると断然おトクよね。

奈津子 まあ、使う前に水道の工事(分岐水栓の取り付け)が必要なのが面倒だっていうのはわかるんですけど……。でも注目はこちらの「タンク式の食洗機」。なんと工事不要で、買ってすぐに使えるタイプが新登場しているんです~。スリムタイプで置く場所も選びません。もう導入しない理由がないじゃないですか!? ぜひご検討ください!

パナソニックNP-TSP1-W[食器洗い乾燥機タンク式AIエコナビECONAVIストリーム除菌洗浄ホワイト]92400円(税込み)撮影/山田智絵 
パナソニックNP-TSP1-W[食器洗い乾燥機タンク式AIエコナビECONAVIストリーム除菌洗浄ホワイト]92400円(税込み)撮影/山田智絵 
【写真】節約におすすめの家電!

●節水シャワーヘッド に取り替えて徹底節水 選ぶポイントは、節水率と使い心地!? 【水道・ガス代が年2万1700円節約!】

丸山 私が気になるのは、お風呂場のシャワーね。シャワーから流れる水の量は、1分間で約10~12リットル。15分間流し続けたら、浴槽1杯分にもなるのよね。だから、もし家族4人がそれぞれ15分間シャワーを浴びると考えると恐ろしい量に……!

奈津子 とはいえ、なかなか自分で使う量を減らすのって難しいんですよね。特にこれからの季節はシャワーを使う機会が増えるし、正直、あまりケチケチしたくないというのが本音かも……(笑)。

丸山 だからこそ、節水シャワーヘッドは、ちゃんとポイントを押さえて選ぶべき。まずは節水力。今は60%以上節水になるものも出てるのよね。でも、私がそれ以上に重視したいのが、使い心地! これは絶対に妥協しちゃダメなのよ。

奈津子 え~、ちょっと意外です~。

奈津子・丸山晴美 撮影/山田智絵
奈津子・丸山晴美 撮影/山田智絵

丸山 だって、例えば、水の勢いが弱いシャワーだとどうなる?

奈津子 そうですねえ、なんだか流し足りないような気がして、長めに使っちゃうかも。

丸山 それだけは絶対に避けたいわよね。その点、サンエイの「レイニームーヴ」なら、使い心地はキープしつつ、約50%節水で、水道代がダウンできる。さらにガス代の節約にもなるから、合わせて、なんと年間2万1700円の節約に!

奈津子 あ、持ち手に「止水ボタン」があるのもいいですね!

丸山 そうそう。あと注目は、ヘッドの向きが自由自在に変えられるところ。上下60度、左右に360度首が動くから、かなり使いやすいんじゃないかな。これなら夏場のシャワー代も怖くない!

サンエイNS383-82XA-HA2[シャワーヘッドレイニームーヴグレー]5980円(税込み)撮影/山田智絵 
サンエイNS383-82XA-HA2[シャワーヘッドレイニームーヴグレー]5980円(税込み)撮影/山田智絵 

丸山さんに聞く!節電の敵はやっぱりエアコン&冷蔵庫

 今回、いろいろな節電アイテムを見て回ったものの、夏の節電に本気で取り組むのなら、大きな電力を消費するエアコンを節電仕様にするのが最も効果的だ。昔のものと比べて今の家電は、格段に性能が上がっているため節電率が高い。さらにここ数年のエコ意識の高まりを受け、各社が競って省エネを目玉にした商品開発をしていることもある。

 丸山さんによると、「エアコンを買い替えるなら、やはり使う時間が長いリビングのものを。機能が充実したモデルでしっかり節電&クールシェアをすれば、元は取れるはず」とのこと。

 次の大物は、冷蔵庫。冷蔵庫は24時間365日稼働しているコンビニのような家電で、その分、消費電力もバカにならない。

「最近のファミリー向け冷蔵庫は、ほとんどが省エネタイプに。もし15年以上使っているなら、ぜひ買い替えを!確実に節電効果を実感できます」と丸山さん。

 どちらも大物なだけに、購入費用を思うとつい尻込みしてしまうが……。

「コロナ禍による半導体不足などで、家電全体もこれからますます値上がりしそう。買い替えるなら今のうちですよ!」

教えてくれたのは…
 150台の家電と暮らす女優! 奈津子 ●元SDN48。芸能界イチ家電に詳しい女優・タレントで、難関資格の家電製品アドバイザーを保有。1歳の息子の育児をしつつ多くのメディアで活躍中。東京FM『スカイロケットカンパニー』レギュラー、インスタグラムnatsuko_kadenも要チェック。

 この道22年の節約のプロ! 丸山晴美 ●節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。節約や貯金、運用方法など、お金にまつわる著書多数。昨年から、1年間で100万円を貯めるオンラインコミュニティー「女性のための夢を叶える!お金の教室」を運営中。

〈取材・文/八坂佳子〉 

 協力:ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba(お問い合わせ:03-5209-1010)※記載している価格は、上記店舗で取材当時(4月下旬)のものです。〉