阿部光浩容疑者の自宅。注文住宅で外観もおしゃれだ
阿部光浩容疑者の自宅。注文住宅で外観もおしゃれだ
【写真】子どもが13時間放置されていた一軒家など

「きっと、離婚したことを聞かれたくなかったんだろうね。新しい奥さんとは20歳近く歳が離れていて、しかも連れ子が2人。そういうのって、自分から言いにくいものだから、近所付き合いもできなくなっちゃったのかもね」(同・近所の住民)

 阿部容疑者の再婚相手である18歳妻は、もともと札幌市に住んでいて、

「前夫と暮らしていたのですが、DV(家庭内暴力)がひどくて離婚したようです。その後、阿部容疑者と知り合って釧路市に移り住んだ」(前出・社会部記者、以下同)

 そうして事件当日を迎える。釧路は気温が10度に届くかどうかの寒い日だった。

「朝の8時32分ごろ、子ども2人を残して容疑者らは車で出かけた。パチンコだけではなく、食品などの買い出しもしていたようです」

言ってくれれば、私があげたのに…

 結婚してまだ数か月、2人きりの新婚気分に浸っていたかったのかもしれない。前出の近所の主婦によると、

「子ども2人はずっと家の中にいたようですが、大きな声も、鳴き声もまったく聞こえなかった。とくに4か月の子どもは3、4時間おきにミルクが必要なのは、母親ならわかっていたはず。言ってくれれば、私があげたのに……」