“満たされない心”が金運を悪くする

 かくいうあゆこさんも、雑貨店やリサイクルショップを経営していたころ、お金に振り回された経験がある。

「借金額は雪だるま式に膨らみ、億単位に。でもお金の使い方や稼ぎ方を変えて、お金の流れをシンプルにしたらどんどんお金が舞い込むようになりました。今は借金も徐々に減りつつあります」

 収入のために電話占い師をしていたころ、自分自身が持っているマイナスの感情が金運を悪くする最大の要因であることに気づいたという。

「例えば誰かと自分を比べると、劣等感から悲しみや怒りを感じます。こういったマイナス感情は時間がたっても、心の中に残る。それが少しずつ蓄積し、やがて嫉妬、不安、執着という“心の垢”に変わります。

 実は『負の感情』がお金にのると、お金の循環が悪くなります。心が満たされていないと自分に自信を持てず、自己肯定感を補おうと無駄にお金を使ってしまったり、使うタイミングに失敗してしまう。この流れを良くするため、まずは『心のデトックス』が大事なんです」

 あゆこさんがその解消法として鑑定経験をもとに考案したのが次に紹介する「浄化ワーク」だ。

「心の垢を落とすには、自分の心にあることを書き出して浄化すること。悪口でもかまいません。言葉にすると自分の心を可視化できるようになり、自然とわだかまりも消えていきます。“自分軸”ができれば、お金に対して冷静に判断できるようになります」

 お金を引き寄せるための行動はその後にすると効果的。

「心がクリアになれば、無駄なことにお金を使わなくなります。夢や目標も明確になり、以前とはお金の巡りに大きな差が生まれるのです」