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「ハウルは自分のことを話したがらない。だから、この事件で初めて彼の本名を知ったぐらいなんですよ」
そう話すのは、“ハウル”を知る人物だ。
“トー横のハウル”はボランティア団体の代表
東京都新宿区歌舞伎町、新宿東宝ビル周辺の溜まり場、通称『トー横』。この周辺のホテルや公園で寝泊まりする若者たちは“トー横キッズ”と呼ばれている。
「家出してきたり、家族による虐待から逃げてきたり……。そんな心に傷を負った少年少女たちが集まる場所とも言われています。ですが、去年は40代ホームレスを襲ったリンチ殺人や、未成年のカップルが薬物乱用でホテルから飛び降りるなど、事件が絶えない場所でもあります」(全国紙社会部記者)
どこにも自分の居場所がなくてホームレス状態になった若者たちへの炊き出し、トー横周囲の清掃などの支援活動をしていたボランティア団体が『歌舞伎町卍會』。その代表を勤めるのが、冒頭の自称ハウル・カラシニコフこと小川雅朝容疑者(32)だ。
警視庁は22日、職業不詳の小川雅朝容疑者を東京都青少年育成条例違反の疑いで逮捕した。
「去年12月と今年の3月、同会で一緒に活動をしていた都内在住の少女(16)に小川容疑者がわいせつな行為をした疑いです。容疑者は彼女が18歳未満と知りつつ、自分の性的な欲求を満たすために、小川容疑者の自宅に連れ込んでいた。容疑者は少女に20回以上もみだらな行為をしていたんです。少女が母親に相談したことで事件が発覚。母親は容疑者に“娘に関わらないでほしい”と何度も警告し、警察にも相談していたそうです」(同・社会部記者)