大黒様が夢でお告げ!1億5000万円!
お話しを伺った住職……蓮久寺 三木大雲住職/光照山蓮久寺第38代住職。京都府京都市生まれ。寺院の次男に生まれ、多くの寺院で修行を積み、2005年蓮久寺住職就任。
京都府にある蓮久寺の三木大雲住職は、怪談を用いて説法を行うことから“怪談和尚”の異名で親しまれる人物。2018年には「初夢宝くじ」で1億5000万円の当せんを果たした強運な住職としても知られている。当せんの秘訣は、住職が見た夢にあるという。
「もう何年も前の話ですが、ある日の夢で、ベレー帽をかぶって金槌と袋を持った泥棒のような男性がうちの本堂に立っているのを見たんです。もしや大黒様?と思って聞くと、そうだと言いながら、『ここはもう無理』とお寺を出ていってしまった。当時のお寺はボロボロで、本堂は雨漏りしていたんです」
大黒様が祀られていることを知らなかった三木住職は、目覚めてから境内を隅々まで探すと、本堂の隙間からボロボロの大黒様が見つかった。
「大黒様修復の寄付を募ると、ある貧しい親子が必死に貯めた10万円を息子の名前で寄付したいと訪れました。
私は大黒様に、『必ず修復するから親子にお返しを』と祈り、『宝くじを買えば当たるかも』と親子に伝えました。するとスクラッチくじで10万円当たり、さらに後日、万馬券が当たって今はアパート経営していると連絡があったのです。うそみたいな話ですが本当なんです」
三木住職がよくよく話を聞くと、蓮久寺を訪れたとき、母親は母子家庭ゆえの生活苦から息子を殺めようと考えていたという。しかしそれでは息子が浮かばれないからと、息子の名前でボロ寺に寄付し、しっかりとお経をあげてもらいたいと思ったのだとか。
「信じて願うことで仏の御加護は訪れますし、思いもよらない奇跡が起こることもあるんです。宝くじ当せんの秘訣は、信じて願うことだと思いますよ」
その後、親子の噂を聞いた人が大黒様のお参りに続々と訪れて寄付が集まり、今はピカピカに修繕されて本堂に飾られている。しかし、大黒様がもたらした奇跡はこれだけではなかったという。
「大黒様はきれいになったけれど、相変わらず本堂はボロボロ。住職を辞めるまでには建て直したいと思っていましたが、修繕費の見積もりは1億8000万円。そこで大黒様に助けてくださいとお願いすると、また夢に大黒様が出てきたんです。
そして『バラを買え、バラや』と言いました。そこで知り合いの精肉店で夢の話をしてバラ肉を買おうとすると、店の人が花の薔薇ではないかと言うんです。
しかし大黒様はコテコテの関西弁でイントネーションが違ったと言うと、『じゃあ、向かいにできた宝くじ店でバラ買ったら当たるんちゃいます?』と」
納得した三木住職は、その足で宝くじ売り場を訪れ、七福神の絵が入った初夢宝くじ券をバラで10枚買い、見事1億5000万円当せん、無事に本堂を改装したという。
三木住職のように夢が当せんにつながることもある。夢で見たことを忘れて1億円を逃したら、悔やんでも悔やみきれない。宝くじの時期にいつもと違う夢を見たら要チェックだ!
【三木住職の神ワザ】
一、家族や周りの人の幸せを願う
二、夢のお告げを見逃さない