サッカーにしがみつくか、見切りつけるか
三幸の調子は悪いが、チームの調子も悪い。三幸の所属する大宮アルディージャはJ1リーグ経験クラブでありながら、J2で現在降格圏内(7月14日時点)。最下位から2番目だ。
「シーズン半ばですがJ3降格まで非常に危険な順位。J1とJ2は給与や待遇面でかなり差があり、J2には数千万円という年俸をもらっている選手はごくわずか。三幸選手所属の大宮アルディージャは “大口スポンサー”が『NTTドコモ』のため、Jリーグの中でも潤沢な資金を持つクラブでしたがスポンサー撤退の報道も出ています。
そうなれば人件費は当然削られます。さらにJ3に降格したら……、そして戦力外なのであれば、三幸選手の来年の年俸は300万円台。いや、それならば御の字で、チームを追われる可能性もあります。“サッカーにしがみつくか、見切りつけるか”という選択を迫られることにも。J3は昼間に働いている選手も少なくないというリーグです」
もしクラブが降格してもJ3でプレーするならば、もしそんなクラブを追われてもサッカーを続けるならば……。 “木下優樹菜が三幸を支えなければ”という未来が目前な現状。事務所総出……ではなく“家族総出”での応援、バックアップが必要なのかもしれない。