誹謗中傷をしたのはどんな人?
――お二人とも、たがいのどこに惹かれて結婚へ至ったのでしょう?
ともえ:好きになったら「結婚する気で好きになる」というタイプだったので、何か特別なきっかけがあったわけではなく、そもそも結婚を意識していたんです。出会った当時はアイドルとファンの関係なので、恋愛に発展するとは思っていなかったですけど、仲良くなるにつれて気が合うし、カッコいいなと思うようになり、自然と好きになっていました。
みっちゃん:芸能活動をしていた妻が好きでしたし、そもそもが推しメンでしたから。僕のことを好きになってくれて「ずっと一緒にいたい」と言ってくれたときから、現在の活動も全面的に応援しようと決めていたんです。妻は、アイドルではなくなりましたが推しメンの気持ちも変わらず、彼女の成長を応援していきたいと思います。
――27歳差の年の差婚に対して、周囲からはどんな意見があったのでしょう?
ともえ:友人は「そうなんだ!」とビックリしながらも、祝福してくれました。でも、私の親戚からは「そんな年上の人と付き合って結婚なんて、青春を逃してるよ。もっと考え直しなさい」と言われましたね。そのときは、ケンカになりました。
みっちゃん:アイドルファンの仲間からは、何となく「仲がいいな」と言われていたし、「ともえちゃんもみっちゃんを好きなんじゃね?」とも言われていたので、「やりよったなコイツ……」みたいな反応でした。ネット掲示板など、一部の知らない人たちから叩かれてはいますけど、僕の周囲ではそんなことはなかったです。アイドルファンではない友人は「すげえな」と言ってくれました。
――2022年6月26日に、ツイッターで投稿したともえさんの「恋愛に年の差なんて関係ないぞ!嫁20歳、主人47歳らぶらぶです」という発言がネットで話題になりました。投稿した理由は?
ともえ:特に理由はなく、普段から「私も年の差カップルなんです。2人を見ていると勇気付けられます」といったコメントが来ていて、私にとってはそうした声に応えるための日常的な投稿の一つでした。
――お二人を称える声があった一方、ツイートには年の差婚を批判、誹謗中傷するようなコメントも見られました。
ともえ:SNSを始めたばかりの頃は傷ついていたかもしれませんけど、ハートは強いので、傷つかなかったです。むしろ「やっぱりこういう意見もあるよね」と思いました。拡散されていくうちに、マイナスなコメントがだんだん減っていきました。
みっちゃん:時間が経つにつれて、擁護してくれたり、応援してくれる声が増えていきましたね。批判コメントに返答して、僕らをかばってくださる方もいました。
ともえ:そうそう。結果的に、うれしかったです。
――批判や誹謗中傷をされていた方は、どんな方々だったと思いますか?
ともえ:プロフィール欄を見たら「独身」と書いている方もいましたし、ツイートで「結婚したい」と発言している方もいたので、うらやましさも少しあったのかなと。
みっちゃん:なかには、アラフォーやアラフィフ辺りで、婚活を頑張っている方々もいました。たぶん「私たちがこんなに婚活を頑張っているのに、年の差婚なんて……」と、ひがむ気持ちもあったのかなと思います。
ともえ:でも本当、批判や誹謗中傷はさほど気にしていません。
――「気持ち悪い……」「ドン引き」「年の差婚は犯罪」など、だいぶ辛らつな言葉も浴びせられていましたね。
みっちゃん:付き合っている時点ならで「やめたほうがいい」と言いたくなる気持ちは、まだ分かるんですよ。でも、結婚しているので、そこに対して「結婚をやめたほうがいい」とか言われても「仕方ないだろう」と言い返したいです。