皇室事情に詳しい全国紙社会部記者に詳細を聞くと、

「正式には“認証官任命式”と言い、コロナ禍で閣僚はもちろんのこと陛下もマスクをご着用の上で臨まれます。また、陛下が官記(任命書)を直接手渡されるのではなく、通常は首相、または法務大臣の役目になるために閣僚らと接触することはありません

 陛下の方から“重任ご苦労に思います”とのお言葉がかけられますが、閣僚は終始話すことなく、十分に距離を取ったまま官記を手に頭を下げて退室。よって現在の濃厚接触の定義に当たらないと思われます」

失言が懸念されるタイプか

 この認証式の時点で万が一、野村農水相に発熱症状があったとしても、陛下が濃厚接触者に問われることはなさそうだ。とはいえ、一連の行動に大臣の資質を問う声も。

「コロナに感染したこと自体は咎められません。が、本当に体調に不安があったのならば官邸への登庁、ましてや陛下との謁見を避けるべきでしたし、判断を違えてしまったのかなと。

 たとえ“熱っぽい”発言が偶然だったとしても、それでもコロナを冗談のように扱ったのは非常識に思えますし、大臣は余計なことを言ってしまう、今後も失言が懸念されるタイプなのかなと」(前出・ディレクター)

 8月15日、岸田改造内閣として2人目となる、岡田直樹地方創生相の新型コロナ感染が明らかになった。野村農水相と同じく初入閣組だけに、思わずマスクなしでおしゃべりをしてしまったのだろうか。