(4)太陽光発電で電気代は実質0円!

 電気代を抑える方法として、「太陽光発電」を利用している。設置費用などに百数十万円かかるが、自治体によっては補助金が出るところもある。

 発電した電気は自宅で使用し、余った電気は電力会社に買い取ってもらう「売電」を利用している。太朗家は売電によって電気代が実質0円。売電価格は以前より下がっているが、電気代節約にひと役買っている。

屋根に取り付けられた太陽光発電のソーラーパネル(太朗さん提供)
屋根に取り付けられた太陽光発電のソーラーパネル(太朗さん提供)
【写真】太郎さんの節約ライフの一コマをのぞき見

(5)格安スマホにして実質0円に!

 格安スマホへの乗り換えで太朗さんが選んだのは「楽天モバイル」。今年10月末までは、1か月のデータ使用量が1GB未満なら、後日、料金分のポイント還元を受けられて、実質0円になる。11月以降も3GBまでなら税込み1078円。家族3人分でも3234円ですむ。

 回線は大手キャリアのものを利用するため、通信速度もセキュリティーも問題なく使える。

(6)維持費のいらないカーシェアを利用

 車にはガソリン代や車検代、税金などの維持費が年間で数十万円かかる。太朗さんは普段、車が必要ないため、持たずにカーシェアを利用している。15分単位での利用が可能。

 利用料は車種にもよるが、ガソリン代や保険料も含めて15分で220~390円程度だ。車を持たない生活で、年間、数十万円分の節約ができる。「憧れの車を借りるのも楽しいですよ」

(7)水道代を節約できるシャワーヘッドを愛用

 浴室を節水型のシャワーヘッドに交換するだけで、水道代が月に約550円節約できる。また、トイレも工夫次第で節水に。例えば、水流が強いタイプのトイレなら家族全員が「大」のレバーを使わずに、いつも「小」のレバーを使って水量を減らすことが可能だ。

 食器を洗うときは手で洗うよりも、食器洗い機を使ったほうが使用する水が少ない。

節水効果だけでなく、きめ細かで心地よい水流も魅力(太朗さん提供)
節水効果だけでなく、きめ細かで心地よい水流も魅力(太朗さん提供)