重い処分が下されたら…
そんな坂本だが、プロ野球選手としての顔はまた違う。2007年にプロ入りしてから、守備の名手に贈られるゴールデンクラブ賞を5度受賞し、その年のシーズンで最高の成績を残した選手をポジションごとに選ぶベストナインには、7度選出。プロ野球界で53人目となる通算2000本安打を過去2番目の若さで達成するなど、長年にわたって巨人をけん引してきた。
名実ともに巨人の“顔”であり“ヒーロー”だった坂本だが、この不祥事に当事者の女性のほかにも心を痛めている人がいる。小学生の息子を持つ巨人ファンの女性は、
「坂本が“遊び人”というのは周知の事実だけど、“中絶強要”はあんまりです。うちの小2の息子も坂本が好きで、一緒に野球観戦に行ったときはユニフォームも買ってあげたらはしゃいでいたの。息子はまだ知らないみたいだけど、今回のことで重い処分が下されたら、なんて説明すればいいのか……」
目をキラキラと輝かせ応援する子どもたちの“ヒーロー”でもある自覚を、坂本には持ってもらいたい。