無駄な水道やガス代を減らすトイレ・風呂のワザ

『シングルレバーで水を出すときはレバーを一番右に』

 1つのレバーで水の温度や水量の調節ができるシングルレバー混合水栓。上げる位置によって水とお湯が混じって出るので、水だけを出したいときはレバーをしっかりと水側(最も右側)に寄せ、不要なお湯を出さないこと。

『便座や洗浄水の温度は季節で調節』

 温水洗浄便座は常に便座や洗浄水を温め続けているので、季節や気温に合わせて温度を調節し、不要な場合はオフに。さらに、使用時以外は便座のフタを閉めて放熱を防ぐこと。節電タイマー機能があれば活用する。

【知っトク!】

 便座の設定温度を「中」から「弱」に(1段階下げる)し、夏は電源を切ることで年間約710円、使用時以外はフタを閉めておくと年間約940円の電気代がオフ(貯湯式の場合)。
*資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」より

『レジャーシートで風呂のお湯を保温』

 バスタブにためたお湯の保温には、不要になったアルミのレジャーシートを活用。バスタブの水面を覆う大きさにカットしたレジャーシートをお湯の上に乗せ、その上から風呂のフタをすれば、温かさが逃げていかない。寒くなるこれからの季節に!

『こまめに止めてシャワーの時間を1分減らす』

 シャワーの時間を減らすと水道代だけでなく湯を沸かすガス代も節約できて一挙両得。出しっぱなしにしないでこまめに止めるのはもちろん、少ない湯量でも水圧を高めてくれるシャワーヘッドを使うのもおすすめ。

【知っトク!】

 45℃のお湯のシャワーを使う時間を1日1分間短くした場合、年間でガス代&水道代が合わせて2670円減額。
*東京都「家庭の省エネハンドブック2022」より

地球にやさしい洗濯・アイロンのワザ【洗濯・乾燥機の知恵】

『洗濯は汚れのレベルに合わせてコースを選択』

 ひどい汚れがなければ、洗濯機のスピードコースを選んでも十分。節電だけでなく、通常コースより20分以上早く仕上がるため時短にも。汚れ具合や洗濯物の量により、すすぎ回数や脱水時間などを調整することも効果あり。

『洗濯機には重いものから順に入れる』

 洗濯機は底のほうが水流が強いので、パンツやパーカーなど丈夫で重いもの、汚れがひどいものを先に入れ、下着など軽いものは最後に入れる。重いものが下にあると洗濯機の回転効率も上がるので、無駄な電力使用も軽減。

『乾燥機にタオルを入れると乾きが早い』

 乾燥機で洗濯物を乾かすときは、スタートする前に乾いたタオルを投入。タオルが洗濯物の水分を吸収してくれるので、乾燥時間を約10分短縮することができる。

『フィルターはまめに掃除』

 乾燥機のフィルターが目詰まりを起こしてしまうと、乾燥に余計な時間がかかってしまう。使い古した歯ブラシなどを使って、こまめにゴミやホコリなどを取り除きお手入れをしておくこと。乾燥機の故障も防げる。

※写真はイメージです
※写真はイメージです

『乾燥機に入れる量は8割がベスト』

 少量のほうが早く乾くのでよさそうだが、実は容量の80%程度で乾燥機を使うのがもっとも効率がよく省エネにつながる。洗濯機も乾燥機も少量を入れて毎日使うより、定格容量内でまとめて使うことで電気・水道代の節約に。

【知っトク!】

 乾燥機を定格容量の8割で2日に1回使った場合と、4割で毎日使った場合、電気代は年間1130円異なる。
*資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」より