「総理にしたくないワースト1位」はあのベテラン議員
1位 麻生太郎
2位 岸田文雄
3位 小泉進次郎
4位 二階俊博
5位 蓮舫
6位 河野太郎
7位 石破茂
8位 萩生田紘一
9位 高市早苗
9位 茂木敏充
続いて「首相になってほしくない政治家」にも目を向けてみよう。得票数124でトップになったのは、麻生太郎元首相(82)。
ワースト1位は麻生太郎元首相
「麻生財閥のお坊ちゃん育ちで資産家。庶民の気持ちがわかるわけがない」(北海道の男性=77)
「上から目線で偉そう」(東京都の女性=53)
「失言が多すぎて任せられない」(千葉県の男性=59)
参院選直前の今年7月にも「政治に関心を持たず生きていけるのはいい国」と述べ、猛批判を浴びた。
「賃金が上がらないうえ、ガソリン高騰と物価高で生活が苦しい人は増えています。そんななかでは、麻生元首相は上級国民に見える。家計の厳しさがワースト1位の結果に表れています」(渋井さん)
ワースト2位は国葬批判が集まる岸田首相
次いで2位は岸田首相。その理由に、回答者のほとんどが安倍元総理の「国葬」を挙げている。
「何のために国葬が必要なのか、さっぱりわからない」(滋賀県の男性=52)
「反対多数なのに国葬をやめないのは独断的。かかる費用を災害対策などに使うべき」(神奈川県の女性=71)
国葬費用の約16億6000万円は税金でまかなわれる。今月19日に行われた英・エリザベス女王の葬儀費用13億円をゆうに超える金額だ。
「そもそも国葬は憲法が定める“法の下の平等”の原則に反しています。また、どうやって国民の意志を反映させるのかという問題もある。安倍元総理でなくても、対象が誰であろうと、やるべきではないと思います」(渋井さん)
4位の二階俊博・自民党元幹事長(83)にも国葬に関する発言で批判が殺到。「長年務めた総理が亡くなったのだから、黙って手を合わせて見送ってあげたらいい」「やらなかったらバカ」などと強弁し、国葬反対に沸く世論に向けて、火に油を注ぐ事態に。
「二階さんは言っていることが支離滅裂」(宮城県の男性=70)
「権力ばかり強大で失言が多く、器が小さい」(大阪府の女性=57)
統一教会と政治家の関係も影響か
国葬と同じく、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治家とのつながりにも高い関心が。8位の萩生田紘一・自民党政調長(59)は、今夏の参院選前、旧統一教会の関連施設を訪れていたことが発覚。そのため「旧統一教会との関係について、国民にきちんと話す責任がある」(福岡県の男性=61)などと説明を求める声が相次いだ。
9位の茂木敏充・自民党幹事長(66)も統一教会問題が回答理由の大半を占める。自民党と旧統一教会との「決別」を宣言したあとも、所属議員と教会の接点が次々と表面化。これでは「チェックがずさん。どこまで調べて本当のことを話しているのか」(東京都の女性=86)と、疑いの目を向けられても無理はない。