SNSでバズった懐かしのあの曲
荻野目洋子が'85年にリリースした7枚目のシングル『ダンシング・ヒーロー』が3位にランクイン。
「バブルを経験したことがないので、いつもこの曲を聴いて勝手にイメージしている。ノリやすいテンポ感とセリフ調の歌詞がくせになる」(16歳男性・神奈川県)
平野ノラがバブルネタで出囃子に取り入れていたが、さらに彼女をオマージュした大阪府立登美丘高等学校ダンス部“バブリーダンス”がYouTubeで1億回以上再生された。この曲自体も2017年のランキングでトップ2に入るなど、まさにリバイバルブームを巻き起こした。
「今の10代&20代に人気のSNS『TikTok』は、ノリのいい音楽や覚えやすいダンス動画が拡散されやすい。まさに『ダンシング・ヒーロー』のような曲がハマりやすいんです。
一度、人気動画になるとどんどん拡散されていくので、覚えやすい曲がリバイバルヒットしやすい傾向があります。昨年はラッツ&スターの『め組のひと』も同様にSNSからバズりましたが、思わぬヒットが生まれやすいです」(天野氏・以下同)
続いて4位は、今年、本格復活を噂されている中森明菜。若者世代で特に人気が高かったのは「ゲラッゲラッゲラッ」の歌い出しでおなじみ『DESIRE-情熱-』。
「テレビで流れる映像を見たときに衣装が今まで見たことない凝ったデザインだったから。女性アイドルっぽくなくてカッコいいと思った」(20歳女性・群馬県)
「YouTubeで過去に出演した映像を見たときにカッコよくて震えたのを覚えています」(23歳男性・北海道)
6位にも中森明菜の『少女A』がランクインしている。
「中森明菜さんもKing Gnuなどの人気アーティストにカバーされていて若い世代の認知度が高い。昨今は音楽のサブスクを利用する若年層は多く、まずカバーで知って、その元の曲を聴き比べできます。サブスクもリバイバルブームが生まれやすい要因かもしれません」
5位に入った少年隊の『仮面舞踏会』も同様。ジャニーズの後輩グループがカウントダウンライブなどでカバーし、原曲を知り“名曲”として語り継がれているようだ。
「今聴いてもリズムがカッコいい!」(17歳女性・千葉県)
「ステージに立つスターから見たファンの中の1人が輝いて見えるという、夢を見させてくれる歌だから好き」(21歳女性・東京都)
「好きなジャニーズグループがカバーしていて好きになったけど、本家を聴いたときはカッコよすぎてびっくりした」(20歳男性・東京都)
『君だけに』『星屑のスパンコール』なども名前が挙がっており、若い世代にも少年隊を深掘りするファンが続出しているよう。