目次
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ー 俺はイベンターだから顔が効く
Page 2
ー 芸能人にコッソリお金を渡していた
Page 3
ー 純歌さんとは仲がよかった

「俺はフェラーリとかポルシェに乗っているんだって、よく自慢していました」

 とある飲食店の常連客が、“ある男”について語り始める。

「それが木村仁(じん)という男です。テレビのニュースを見ていたら、木村が警察に連行される映像が流れたのでビックリしました。報道によると、木村は今年6月に都内をで運転中、自転に追突したのに現場から逃走する“ひき逃げ事件”を起こしていたんです。しかも20年以上も無免許運転だったようで、11月4日に逮捕されたことが報じられました。木村は“あの店”にしょっちゅう来ていたから、よく知っているんです」(常連客の男性)

“あの店”とは、10月に亡くなった仲本工事さんが経営する東京・目黒区にある飲食店のこと。木村容疑者は、毎週のように仲本さんの店を訪れていたという。

「仲本さんの店がオープンした翌年の2016年ぐらいから、木村は週1の頻度で来ていました。酒は全然飲めないのに羽振りはよくって“この餃子、食べてください。コーラも飲みますか?”という感じで、仲本さんやほかの客に自分が注文した料理を振る舞っていました。あの店には芸能人が来ることもあるのですが、その芸能人にお酒を奢って一緒に写真を撮っては、数千円のチップを渡すんです。イベント会社を経営していると言って、周囲に自分のことを“社長”と呼ばせていました。見栄っ張りだけど、お金はあるんだと思っていたのですが……」(同・常連客)

 この話を聞けば“カネ払いのいい上客”という印象もあるが、どうにも違和感のある話も。

俺はイベンターだから顔が効く

「“俺はイベンターで顔が効くから、友だちの芸能人のコンサートに行こう、楽屋にも入れるから”と、店でお客さんに話すんです。好きな芸能人に会えるならと楽しみにして行くと、チケット代は1万円か2万円のはずなのに、3万円を要求された人もいて。楽屋に入るのもコネがあるわけではなくて、木村が主催者に“今後もチケットを20~30枚買ってやるから楽屋に入れろ”と交渉していたようです」(同・前)

 蓋を開ければ業界の“コネ”でもなんでもないようだ。