焼肉ライクに出火原因を問い合わせてみると
「すぐに燃えあがる感じでもないし、でも踏んでも消えないんで、近くにあるコンビニに消火のための水を買って来ようと思って向かいました。で、戻ってみたら消えていた……というか近くに消火器が置かれていて、“消火”されてました。誰が消したのかは見ていないのでわかりません。通報があって警察が消したのか、まだ店に残っていた店員が消したのか、通りすがりの誰かが消火器を持ってきて消したのか……。まぁとにかく何もなくて良かったと思います」
辺りには消火器を噴射した残骸であるピンクがかった砂のようなものが残されていた。
「しばらく経って店の前を通ったらゴミは撤去されてました。なぜか消火器はそのまま道に放置されていましたが……」
焼肉ライクに出火の有無等の事実確認で問い合わせると以下の回答があった。
「(出火は)店舗運営者であるFC加盟店より出火の翌朝に連絡があり把握しております。出火の経緯については不明です。警察へ報告し、現在、警察にて出火原因を確認いただいております。当社としては、まだ警察にて出火原因を確認いただいている状況なので原因に関しては不明としかお答えできません」(焼肉ライク担当者、以下同)
対策等、今後について焼肉ライクは、
「本件店舗においては商店街とも協力して可能な防犯体制の取り組みを行う旨、連絡を受けています。本部といたしましても、チェーン全体に注意喚起のうえ、さらなる防犯対応を検討して参ります」
ダンボールが自然発火するとは考えづらい。タバコのポイ捨てなど、通行人によるものか。しかし束ねられたダンボールの“中”が燃えていたことから、ポイ捨てからの出火も考えづらい。何者か“わざと”火を仕込んだのか。はたまた店側の何らかの不始末か……。
SNSでの炎上は問題だ。しかし、不特定多数の人が巻き込まれる恐れのある屋外での火災はそれ以上の危険をはらんでいる……。