お笑いの世界では、人数や体形もキャラ被りに。3時のヒロインの福田麻貴(34)は『あちこちオードリー』(テレ東系)で自分たちと、ぼる塾のキャラ被りについて悩んでいたことを告白。立ち位置、キャラは同じなのに、3時のヒロインは体力を使うロケをしていて、ぼる塾は優雅にその様子をスタジオで見ていることが多いと嘆いた。
「女性芸人の場合、ふくよかな体形もキャラのひとつですからね。ふっくら愛されキャラとして被って見えるのは仕方がないかもしれません。ただ、渡辺直美さんや森三中の3人のように、長く愛されるには、ふっくらのほかにもうひとつ強い特徴が必要です」
やはり芸人の場合は、キャラが被ってしまうと、熾烈なライバル関係になってしまうのだろうか。
50代の女性芸人としてキャラが被る大久保佳代子(51)といとうあさこ(52)を見ると、そうとは限らないのかも。
「大久保さんと、いとうさんはピン芸人、独身、毒舌など芸風の共通点も多いですが大の仲良しで、共演の機会も多いです。よく見ていると、一緒に番組に出ているときは、いとうさんが大久保さんをさりげなく立てている印象ですね」
お互いのことがよくわかっているからこそ、ぶつかることはないようだ。
「2人とも与えられた役割や期待されていることはわかっていて、それをちゃんとこなします。世間からもキャラが認知されていますし、視聴者も制作側も2人の絡みは安心です。なので、仕事も安定してオファーがくるのでしょう」
鈴木奈々(34)と丸山桂里奈(39)はともに体当たり企画も果敢にチャレンジする女性タレント。
鈴木は番組内で「丸山桂里奈さんが売れてきて、私の仕事がなくなった」と声を震わせながら告白。これに対し丸山はその直後に放送された番組で「ずっと鈴木奈々ちゃんに憧れてて。ああいうまっすぐで全力なところを私も見習ってます」と背中を見て走っていると語っている。
「鈴木さんはネガティブな面もあるので、つい愚痴をこぼしてしまったんでしょう。でも、お2人は共演のたびにツーショットをSNSにアップするなど、非常に仲が良い。それにこの放送の後、2人のキャラ被りがSNSでトレンドになるなど、かなりの話題になりました」
本人同士は仲が良いものの、ネット上では“鈴木を最近見ない”という声も。同じ立ち位置のタレントは多く、厳しい争奪戦であることには違いない。