別途「好きな推しキャラ」のアンケートも実施。その結果、放送中のアニメがやっぱり強いことも判明。
昭和・平成から今も放送中の作品のキャラクターが上位に
栄冠に輝いたのは、「ロボットなのにご飯を食べ、喜びや悲しみを共有してくれる最高の友達だから」(兵庫県・43)といった支持を集めた『ドラえもん』('73年〜)。
次点が、「推理するときと普段のギャップが面白い」(静岡県・60)をはじめ幅広い世代から票を集めた『名探偵コナン』('96年〜)の江戸川コナンだ。
「親子で楽しめるのも大きいですよね。“もう一度見たい”で1位だったセーラームーンが、3位なのはセーラー戦士は5人いますから票が割れたのでしょう(笑)」(鷹鳥屋さん)
8位の『ちびまる子ちゃん』('90年〜)のまる子も放送中の作品だが、「実は海外でも人気が高く、中東では『MAROCO』の名で親しまれています」と鷹鳥屋さん。
「ドラえもんもコナンも海外(特にアジア)人気が高い。日本のアニメがあまり知られていないインドでさえ、ドラえもんは人気があります。日本には、海を越えるほどの人気を誇るキャラクターがたくさんいる。これは本当にすごいこと」
日本の声優たちが海外でも人気に
気になるのは声優だろう。そのキャラを演じる声優の声があるからこそ、魅力的なキャラクターが完成すると思うのだが、はたして中東にTARAKO(まる子の声優)のような声が?
「ぜんぜん違う声です(笑)。しかし、現地の人がアテレコするので、中東の人たちにしかわからない思い出の声がある。一方で、最近はクオリティーの高い日本のアニメをそのまま楽しもうという風潮があります。
例えば、昨年、中東でも『劇場版「鬼滅の刃」~無限列車編~』が公開されたのですが、現地のツウは“アニメは日本語で見る”ということで、日本語音声・アラビア語字幕で見ています。今後は、日本のアニメに加え、声優が海を越えて人気を得ていくようになるのでは」