接客も楽しんでいる様子だが、今後、会える機会が増える可能性があるか聞くと、
「ないですね」
と押尾は断言する。その理由を明かすのは、和地社長だ。
「“安売り”しないためです。学さんはそういうキャリアじゃないので。これまでも、芸能界の方や元タレントがホストをやったと思うんですけど、広告塔みたいな感じで終わるんですよ。つまり、成功例がないということなので、学さんにはいいロールモデルになっていただきたいんです。そんじょそこらの“企画ホスト”とは違います。それで、学さんの背中を見て、元芸能の方などがホストをやってみたいと思って来てくれたとしたら、夜の世界が活性化すると思っています」
「干される」気持ちがわかる
押尾本人も続ける。
「一発屋みたいな企画でもないので、元芸能人でホストを“やってみたいな”と思った方のためにも、いい流れを作ってあげられたらいいのかなと思います。やっぱり、いろいろ大変じゃないですか。干されたりとか……。そういう気持ちがわかるので、“もし行く場所がないんだったら1回来てみたら”と思う部分はあります。少なくともわれわれのグループは健全ですから。まあ、ひとりひとりのつらい気持ちを理解しようとは思わないですけど、“わかる”か“わからない”かで言ったら“わかる”と思うので。あとは、ちゃんと夢を持って頑張ってくれればいいんじゃないですか」
今後は、ホストの面接に携わる可能性もあるという。
「私はたぶん、面接中はしゃべらないようにしますけど、背格好も見ますし、しゃべり方も見ます。雰囲気ってあるじゃないですか。細かいプレイヤーとしての資質は、和地社長が判断すればいいんじゃないですかね」
では、顧問としてこれから目指すところは?
「別に、人生をやり切ったというわけでもないですけど、私自身は、こうなりたいっていうのはもうないんです。それよりも、私が周りに少しでもプラスの影響を与えられたらいいかなっていうのが本音です」
新たな道を歩み始めた押尾。新天地ではどんな活躍を見せるのか─。
和地社長のYouTubeチャンネル『わちがいないch』
https://m.youtube.com/channel/UC1lZk7ri7viUdSc7SSLHs3w
押尾学・シンスユーグループ公式サイト
https://sinceyougroup.jp/topics/oshio.html