節約ワザ3 見栄を張るためのハイブランドは買わない
モードの第一線を発信しているハイブランドのバッグや小物は「おしゃれで品質もいいし、欲しくて当たり前」と水野さん。しかし、本人はかなりの数のハイブランド品をリサイクルなどで手放した。
「カジュアルなママファッションには合わず、クローゼットで眠っていたものも多かったんです。思えば、持つことで他人によく思われたいという承認欲求の表れで買ったもの。すごくムダな出費でした」
以来、「ハイブランドだから欲しい」という買い方は絶対しないが、まったく買わないわけではない。
「日常で使えるお財布などはアリだなと。見栄ではなく、自分のためになら、お気に入りをひとつ持つ満足感も大切です」
節約ワザ4 サブスクを定期的に見直す
動画や音楽の配信サービスなど、一度契約するとずっと利用料がかかるサブスク。月額数百円から2000円弱と、それほど高くは感じないが毎月支払えば年間出費額はかなり多くなる。
「貯金するなら必要最小限に絞りたい。私はAmazonプライム一択です」
また、自分の知らないところで自動更新されていることがサブスクの怖いところ。
「最初は無料だと思って気軽に加入し、無料期間が終わっても通知が来ないで、そのまま課金されていることも多い。定期的に自分が何に加入しているか確認し、必要なくなったら即解約を」
節約ワザ5 家賃にお金をかけない!
2軒目のマイホームを購入した水野さんにとって、家は借りるものではなく買うもの。たとえ、やむをえず借りる場合でも「家賃にお金をかけるのはほんとうにもったいない」と断言する。
実際、若いころに借りていた部屋は古くて相場より安く、さらに友人とシェアして家賃を半減。「普通に借りるよりひと月約7万円くらい安くすんでいました。年間にすると約80万円、10年住んだので総額800万円以上の節約ができていたことになります」
そのぶんが貯金に回せ、のちのマイホーム購入の土台ができた。
「賃貸はいくら住んでも自分のものにはならない。マイホームが欲しいなら、まず賃貸の出費を減らすことからスタートです」