《同じ地球上よね 違う惑星見てるみたいやけど》
《あちらはマスクなしで応援の世界線なんだね…異世界見ているような羨ましさ》
《画面の先はノーマスクで騒ぎ倒してるのに日本はいつまでやるんだろ!違和感しかない》
ドイツ戦の歴史的勝利とコスタリカ戦の惜敗と、日本代表チームの試合に一喜一憂するサッカーワールドカップ(以下、W杯)・カタール大会。そんな熱戦が繰り広げられているカタールの地が、まるで“異世界”に映るネットユーザーも多くいるようで。
「テレビに映し出される各国サポーターの姿を目の当たりにすれば無理もありません。私もそう思います(苦笑)」とは、現地取材に出向けなかったことを悔しがるスポーツ紙・サッカー担当記者。
「カタールの地を踏んだ各国サポーターはスタジアム外でもマスクを外し、というよりもマスクそのものを持っていないみたい。そして試合では誰ひとりとして周囲を気にすることなく、大声で歌い、自国チームに声援を送っています。
さらに外国人だけでなく、マスク着用“ルール”を粛々と守り続けている日本国内とは真逆となる、堂々と“ノーマスク”で応援する日本人サポーターの姿を見れば、これが本当に同じ世界なのかと嘆きたくもなるワケで……」
街中でマスクを外す人が増えた
W杯中継がもたらした“ノーマスク”の波は、瞬く間に国内にも及び始めている。東京・渋谷をはじめとした、サッカーファンや若者たちが多く集まるスポーツバーなどでは来場客の多くがマスクを外して応援する姿が見受けられる。
2022年5月に厚生労働省がマスク着用の見直し基準を示すも、いまいち国民に伝わっていなかったようにも見えた緩和策。しかし、W杯効果は政府以上なのか、新型コロナウイルス感染拡大の第8波という状況ながら、街中でマスクを外す人も徐々に目立つようになっている。