8~11週に脚本家が交代すると……
全体的に低い評価を受けることになった『ちむどんどん』だが、もしかしたら全シリーズの中でも屈指といえるほど、記憶に残る作品に仕上がっていたのかもしれない。
『朝ドラ』の汚名を見事に返上しつつある『舞いあがれ』。しかし、ここ最近はその評価に陰りが生じているようだ。高い評価を受けていた第1~7週までについては、脚本家・桑原亮子によって制作されている同作だが、8~11週については脚本家が交代。
航空学校での生活を送る舞たちの様子が描かれるストーリー展開なのだが、
「急に恋愛要素が入ってきたけど、舞の性格的に難しんじゃない? 航空学校っていうシチュエーションならなおさらムリがある気がする」
「なんか台詞回しが軽くなってきた気が……。感謝を伝えるセリフ1つとっても、表現力が落ちてるよね」
「航空学校編になってから素人でもわかるぐらいにクオリティが落ちた。『間』の使い方が不自然に感じる」
など、厳しいコメントが増加しているのだ。
そんな実態が影響したのか、第12週からは桑原亮子が脚本家に復帰。桑原が担当した回の放送が終わるごとに、
「ストーリーの核心を突くシーンに的確な尺の長さを当てられているのがすごい!」
「役者は同じなのにもう全然違うドラマになってる。ここからがすごく楽しみになった」
と、評価が再び右肩上がりに戻っているようだ。
ストーリー後半を迎え、さらに盛り上がりを見せる『舞いあがれ』。視聴者が納得するほどのクオリティを保ったまま、今後も『#舞いあがれ反省会』というワードがトレンド入りしないことを祈るばかりだ。