若手育成のためのアカデミー設立を予定
VTubeの立ち上げに続き、長年温めてきた若手育成のためのアカデミーの設立に着手した。開校は春以降で、講師陣には各界の一流パフォーマーを迎える予定だ。
「志村けんさんともよく話していたけど、昔のように芝居にダンスに歌と全部できる芸人、ヴォードヴィリアンと呼べる人がいなくなってしまった。アカデミーという場を設けることで、エンターテインメントのひとつの道を作ってあげたい。コロッケ校長です(笑)」
カリキュラムは芝居、ダンス、歌、マジックと幅広く、総合的にスキルを磨き、次世代のパフォーマーを養成。
「僕自身はひとつひとつ我流で学んできたから時間がすごくかかってしまった。だから僕にできることがあれば応援していきたい」と話し、その神髄を後進たちに伝えていく。
「美空ひばりさんのものまねをしている人はたくさんいても、日本舞踊を勉強している芸人はいない。ひばりさんが『悲しい酒』を歌うときって日本舞踊の動きが入っていて、そういうところにひばりさんのファンはキュンキュンするんですよね。ただまねして歌うのではなく、首の動かし方ひとつにしても日本舞踊の動きを取り入れるから、さらにひばりさんらしく見える。BTSのものまねにしても、ストリートダンスが踊れることが大前提で、そうでなければ茶化しているだけ。どんなものまねも見た目を似せただけでは嘘になる。そういうところから教えていかなければいけない」
一方、アカデミーの設立と並行して力を入れているのが、飲食店のプロデュース。「実は近々“鍋屋”をオープンする予定!」とコロッケ。
「例えば青森と熊本のご当地食材など、日本各地の旬の味覚がひとつの鍋で楽しめる、県と県とのコラボ鍋を提供しようと考えています。僕も芸能人として各地でおいしいものをいただいてきて、それを還元したい。食を通して日本全国を応援していけたらと……」
メニューはコース料理が中心で、1万円〜で提供予定。場所は麻布十番で、春のオープンに向け準備が進む。
「舞台がない日は僕も店に出ます。内装もちょっと凝っていて、僕のコレクションしているクロムハーツやリーバイス501xxを飾ってみようかな、なんて考えてみたり……。みなさんに楽しんでいただけるよう、あれこれアイデアを膨らませているところ」