昨年末、篠田が長女の監護権を認められた直後に『文春オンライン』と『デイリー新潮』が、それぞれ“T氏の知人”の証言を元に篠田の不倫疑惑を詳報。篠田とS氏のLINEやりとりや、“不貞の証拠”という篠田が記録した生理管理アプリの画像、果ては篠田がT氏から不倫を問い詰められた際の音声の書き起こしまで……。
今後、S氏の裁判や夫婦の離婚裁判がスタートした際に、T氏が提出するであろう妻の不貞を立証するための証拠が、なぜか知人によって各メディアにばらまかれるという極めて異例の展開となった。
夫からの「8000万円要求」
「さらには音声の一部や、長女の本名が書かれたLINE画像までもが、Twitterのフォロワー数が120万人を超えるインフルエンサー・滝沢ガレソ氏によって次々とアップされている。T氏に追い込まれた篠田が、ベランダから飛び降りようとする修羅場の音声は、現在も各SNSで拡散され続けています」(同・前)
弁護士法人ユア・エースの正木絢生代表弁護士によると、夫婦間の会話の録音音声を第三者が漏洩する行為は、不法行為に該当する可能性があると解説する。
「会話の当事者ではない者が録音内容を漏洩する行為は、プライバシー侵害の程度が強く、会話者に対する不法行為が成立する可能性があるほか、会話の内容や漏洩の程度によっては名誉毀損罪が成立することも考えられます」
もはやプライバシー配慮も一切ないT氏サイドによる“暴露攻撃”だが『週刊女性PRIME』は、当初から篠田に近い関係者への取材を続けてきた。そしてついに、冒頭で登場した篠田の家族とコンタクトを取ることに成功した。
「結婚の翌年には、麻里子がT氏との夫婦関係について、家族に相談することが増えていました。私たちも当時、伝え聞いたT氏の言動について『少し変だな』と思うことはありましたが、彼女が発していたSOSには気付くことができなかった。今となっては、なんてかわいそうなことをしてしまっていたのかと、悔しい思いでいっぱいです」(篠田の家族、以下同)
本誌取材班は1月、不倫疑惑の真相やT氏の正体を確かめるべく、九州地方の某都市へ向かった。そして取材場所となったホテルの1室で証言者から明かされたのは、T氏によって行われている「法外な金銭要求」という実態だった。
「昨年12月、離婚の条件としてT氏が麻里子に求めてきた慰謝料は8000万円。恐喝になってしまわぬようにという配慮なのか、第三者を通じてメールが転送されてきたのです。そのメールには『麻里子の芸能活動やママ事業を守るわけですから』『この件が公になった際麻里子が与える(※受ける)影響や将来得られる収入、周りからの信頼を考えても打倒(※妥当)な金額』など、脅しとも取れるような文言が複数書かれていた。
麻里子は完全に『暴露されたくなければ金を払え』という脅迫だと感じたし、私たちにしてもそれは同じです。そして、T氏のこうした要求を突っぱねるたびに、麻里子に対するプライバシー侵害、つまり一連の暴露が行われていきました」