成功者に必ずある“キラメキ線”
自分を磨くと現れるキラメキ線のひとつが「影響線」だ。
「運命線に合流するように現れる影響線は『人生に大きな影響を与える人や、強力な支援者との運命的な出会い』を意味します。私の鑑定経験では、20代以降に影響線が濃くなり、社長夫人の手相に多い、という共通点もうかがえました。
この線がある人は、内面に魅力があり、迷いや悩みなど、運気を下げるネガティブな感情を切り離すパワーを持っています。後ろ向きな感情にとらわれないように心がければ、運命的な出会いが訪れるかもしれません」
自らの努力が、運命の人を引き寄せるのだ。また、影響線のほかにも、多種多様なキラメキ線が存在する。
「例えば、薬指の下に太い『太陽線』がある人は最高の財運の持ち主です。まれに太陽線を持って生まれる人もいますが、この線には“一生懸命働き、人のために尽くしてきた努力が報われる”という意味もあるので、晩年に現れる人もいます。
若いころは切れ切れで薄い線でも、40代以降に太くて長い太陽線になる可能性があります。
反対に、財運があまりない人の薬指の下には、細かくて短い線が何本も入っています。『散財線』と呼ばれる線で、浪費癖があってお金が貯められない人に多い手相ですね」
浪費というワードに心当たりがある人は、一度自分の手をじっと見てみよう……。
「答えは手相の中にある」
「自らの努力でキラメキ線を増やす以外にも、すてきな手相を手に入れる方法があります。もっとも手軽で有名なのが“油性ペンで良い線を描く”方法。
例えば、金運をアップさせるために太陽線を薬指の下に描いたとします。すると、その線を見るたびに『いつか報われるはず』と、頑張るモチベーションにつながるんです。
これは思い込みの力を利用しているともいえますが、いつの間にか、本物の線が油性ペンで描いた場所に現れる人も少なくないです」
また、丁寧なハンドケアも手相を良くするテクニックのひとつ、と江幡さん。
「“ツヤがある手”も、良い手相の条件です。刑事時代に、とてもキレイな手をしている上司がいたのですが、その人は幼いころ、祖母から『手だけは大事にしなさい』と教えられ、若いころから、ハンドクリームを欠かさず塗り続けていたそうです。
そんな上司の手にはツヤがあり、良い線も多数あったのでどんどん出世しました。今からでも遅くないので、手のケアに力を入れてみてください」
ハンドケアや線の描き込み。どちらも、今日から始められる手軽さが魅力だ。
最後に江幡さんは「手相を楽しんでほしい」と語る。
「私は“手相は努力の証し”だと考えています。あるお客さんが、鑑定後に『答えは手の中にあったんですね』と言ってくれたのですが、まさにそのとおり。手相には、持ち主が幸せになるヒントがたくさん隠されているんです」
手相は自分を映す鏡。その手で“幸福”をつかもう!
健康&財運に恵まれる手相はコレ
■影響線
古くは「寵愛線」「パトロン線」とも呼ばれ、パートナーや周囲から多くの支援が受けられる。
■太陽線
金運・名声・成功・人気・芸術的才能などの幸運を運ぶ線。40代以降に現れると長年の努力が報われるともいわれる。
■火星線
生命線のパワーを強める補強線。さらに、活力・抵抗力・精神力も高めてくれる。